【体験レポート】チームラボのアート展「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」佐賀・御船山楽園で開催中!

多くの人を魅了するアート集団、チームラボのアート展「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」が2021年7月16日(金)〜11月7日(日)まで、佐賀県武雄市の御船山楽園にて開催中。

こちらのアート展を、GLITTER Editorの竹尾が実際に体験してきました。

 

※アート展の様子はYouTubeでもご覧いただけるので、要CHECK!

YouTube

https://youtu.be/dHm-fl1damE

 

1845年に創られた御船山楽園

このアート展は、今年で第7回目。アート展が開催される御船山楽園のオーナー・小原氏が、チームラボ代表・猪子寿之氏に「チームラボさんとコラボレーションしたい!」という熱い想いを直接プレゼンしたことが始まりだという。そして実際、この御船山楽園に訪れ、感銘を受けた猪子氏とチームラボのメンバーにより、プロジェクトはスタート。2015年からこのアート展が毎年開催されている。

御船山楽園は、江戸時代後期より続く庭園で、50万平米にも及ぶ広大な敷地に造られた。国登録記念物の名勝地でもある。春は二千本の桜、そして20万本のツツジなどが見られ、秋は樹齢170年の大モミジの古木、池越しに眺められる紅葉など、四季折々に見られる自然も醍醐味だ。

庭園の向こうにそびえ立つのが、シンボルである標高210メートルの御船山。

敷地の境界線上には、日本有数である巨木である樹齢3000年以上の御神木である大楠があり、庭園の中心には樹齢300年の大楠がある。

そして長い長い時間の中で形づくられた巨石や洞窟、森。ここには自然と庭園との境界線は曖昧で、生命の連続線上に自分の存在が感じられる。

そんな「長い時間の連続性の上にある生命」を表現するべく、チームラボがかねてから取り組んでいる「自然が自然のままアートになる」プロジェクトのひとつである展覧会が、この「ボルボ チームラボかみさまがすまう森」だ。

非物質的なデジタルテクノロジーを駆使して自然をアートにすることで、長きにわたる人と自然の営みの軌跡と、その時間の連続性を表現している。

 

2021年開催の作品をCHECK!

今年展示されているアート作品の一部をご紹介! どれも感動的なものだが、特におすすめの5作品がコチラ。

 

1)忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎

Universe of Fire Particles in a Decaying Underground Passage /

チームラボ《忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎》 2021, Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi © teamLab, courtesy Pace Gallery

 

最近発見された、庭園内にある御船山楽園ホテルの地下道。この忘れ去れ、朽ち果てつつある空間とは対照的にある、永遠と燃え続ける炎のアートを表現。真っ暗闇の地下道を歩き、奥に燃え盛る炎に向かっていく過程はちょっとしたアトラクションのようだ。スマートフォンアプリ『teamLab:FIRE』を持って、この作品の炎に近づくとスマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができる。さらにこの炎を、他の人の『teamLab:FIRE』に近づけると、その炎をつなげていくこともできる。国内のみならず、この炎は海外にも届けられることも可能なのだ。そんな“つながり”を感じさせてくれる、ユニークな作品だ。

 

2)神木

The Sacred Tree

チームラボ 《神木》 2021, Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi © teamLab, courtesy Pace Gallery

 

735年に創建された武雄神社の御神木では光と音の演出が実現。日中とは違った神秘的な風景が広がる。大楠へと続く道では、竹林が呼応するようにライトアップされ、音楽を聞きながら幻想的な雰囲気を楽しむことができる。御神木は、樹齢3,000年。高さは30メートル、幹まわり20メートルで、厳かで凛とした佇まいに圧倒される。ライトアップされるとより神秘的で幻想的な美しさだ。

 

3)かみさまの御前なる岩に憑依する滝

Universe of Water Particles on a Sacred Rock

チームラボ《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》 2017, Digitized Nature © teamLab, courtesy Pace Gallery

 

実際の巨石を使ったインスタレーション作品。巨石を仮想の三次元空間に立体的に再現。そこに落下する水の動きを粒子間の相互作用でシミュレーションすることで滝を描いている。目の前に立つと、涼しい風を感じてしまうほど、細やかな水の粒子のアートが舞い落ちてくる。平面的でありながら、計算され尽くした本物さながらの滝のアートに、思わず釘付けになってしまう。

 

4)小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング

Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and Boats – Mifuneyama Rakuen Pond

チームラボ 《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》 2015, Interactive Digitized Nature, 13min 24sec, Sound: Hideaki Takahashi © teamLab, courtesy Pace Gallery

 

御船山楽園の池の水面にプロジェクトマッピングを用いて、カラフルな魚たちの映像を投影した作品。映像は池に浮かんで進む小舟とともに、インタラクティブに変化していくのが特徴的で、魚たちは静かに浮かぶ小舟に集まったり、逆に小舟が動き出せば避けていったりと、まるで生命が宿ったような動きを見せる。森や花々、池など自然全体を使った幻想的な空間は、涙が出るほどに美しい。

 

5)生命は連続する光 – つつじ谷

Life is Continuous Light – Azalea Valley

チームラボ《生命は連続する光 – つつじ谷》 2017, Interactive Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi © teamLab, courtesy Pace Gallery

 

御船山楽園の「つつじ谷」を舞台にした作品。人々が近くで立ち止まると、強く輝き、音色を響かせてくれる。そしてその光は、放射状に近隣のつつじに伝播させ広がっていく。まるで歌っているかのような光の動きは、夕暮れ時と、真っ暗な夜とで雰囲気も異なり、時間によって違った楽しみ方ができる。

 

そのほか、御船山楽園の自然を活かしたさまざまな作品が展示されている。

他では体験することができない、感動的な空間が目白押しだ。

 

2年連続、サウナシュラン1位を獲得した「らかんの湯」で五感を研ぎ澄ます

御船山楽園ホテル内にある「らかんの湯」は、全国のサウナ施設をランキング・表彰する“サウナシュラン”において、2019年、2020年の2年連続グランプリを獲得した人気施設。

サウナ内に備えてあるスピーカーからは、森の奥に設置されている音がリアルタイムで聞こえてくる。朝は鳥の声、夜は虫の鳴き声など、大自然の音を感じながらのサウナは最高だ。

セルフロウリュが楽しめるメディテーションサウナ、水風呂、外気浴、温泉で脳を解放!

身体をアートの世界に没入するコンディションに整えることができる。是非、サウナで五感を存分に研ぎ澄ませてからアートを楽しんでいただきたい。

もちろん、アート観賞後にサウナと温泉を楽しむのもよし。温泉は肌への刺激が少ない弱アルカリ性の単純温泉で、ソフトな肌心地で入りやすい。保湿性に優れた「美人湯」としても知られている。

 

御船山楽園ホテルのロビーにある作品も必見!

「森の中の、 呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク、Fire」

Forest and Spiral of Resonating Lamps in the Forest – One Stroke, Fire

チームラボ 《森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク、Fire》© チームラボ

 

そして最後に、御船山楽園ホテルに入った瞬間ロビーに現れるコチラの作品もご紹介したい。人がランプの近くで立ち止まり、じっとしていると最も近いランプが強く輝き音色を響かせ、その光は最も近い2つのランプに伝播していく。不思議の国に迷い込んだような世界は、この空間にいるだけで心を動かされる。

 

Editor’s Note

by Sonomi Takeo

実際に現地に足を運んでもらえばわかると思うのですが、ただ「自然が豊かだ」という一言では言い表せられない。

何千年という歴史の中で、その時代ごとにこの地を訪れ、そこに意味を見出し、森を活かしながら存在しているという“連続性”をまさに心と体で体験することができた。

「現代」と「過去」、「自然」と「人間」と言葉で分断するのは簡単だ。

しかしここには、すべてがつながっており、共存しているのを感じられる。

そして、この場所で体験するアートは、まさに体ごと感じられる豊かな経験となるだろう。

見て聞いて、触って感じて……。五感をフルに刺激されるこの展覧会。是非とも一度、この大自然を舞台にしたアート展へ、期間中に足を運んでみてください!

 

武雄神社の御神木の前で、ご住職のお話も聞けました!

 

 

【開催概要】
ボルボ チームラボ かみさまがすまう森 

http://mifuneyamarakuen.teamlab.art

#かみさまがすまう森 #teamLab

会期: 2021年7月16日(金)~11月7日(日)

会場: 御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)

時間:

7月16日(金)~9月13日(月)19:00~22:30

9月14日(火)~10月11日(月)18:00~22:30

10月12日(月)~11月7日(日) 17:00~22:30

※入場は第一入門口、および開園の1時間後より第二入門口も利用可能

※最終入場は22:00まで。

 

らかんの湯:https://www.mifuneyama.co.jp/hotsprings_a.html

 

冠協賛: ボルボ・カー・ジャパン株式会社

協賛: 株式会社ジーシー

特別協力: サガテレビ

 

 

【チームラボ】

アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》

「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアムと花と一体化する庭園》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」ソフトオープン。2021年7月16日から九州・武雄温泉・御船山楽園にて「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」開催。

 

チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。

teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

 

チームラボ: http://teamlab.art/jp/

Instagram: https://instagram.com/teamlab/

Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc

Twitter: https://twitter.com/teamLab_news

YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART

 

 

 

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