【EDITOR’S PICK】エイジレスなファッション、理想は「記憶に残る人」。
『GLITTER』誌面ではエディターがいま注目しているものやファッション、ライフスタイルのこだわりなど、気になるモノコトヒトをジャンルレスで取り上げる「Editor’s Pick」を連載中。
今回クローズアップするのは、ファッションエディターとして約30年のキャリアがあり、自身のジュエリーブランドも展開し、まさにルックスもファッションもマインドもエイジレスなウツノアイ。誌面では、”色遊び”と”意思のあるジュエリーの重ね方”という2つの視点でエイジレスなファッション感覚について語りました。
GLITTER_ONLINE版後半では、エイジレスを体現するウツノアイにGLITTER編集長・長谷川がインタビュー!
ウツノアイ fashion editor & designer
ファッション誌の特派記者として活動後、フリーランスエディター、ときにはスタイリストとして、あらゆる広告・メディアに参加。2013年ファッションにおいてジュエリーの重要性を提案すべく2013年に自身のジュエリーブランド「carat_a」を立ち上げパリで展示会を開催。小誌ではファッションを担当。49歳の目標は「美艶美肌」の習得(笑)。
EDITOR’S PICK Thema FASHION
エイジレスなファッション感覚、それは色と共存し謳歌すること
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理想は「記憶に残る人」。
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ファインジュエリー carata@carat_a
ファッションジュエリー VUGAS @vugas_official
EDITOR’S TALK
ウツノ:確かに、私はその時々の気分や心の状態に合わせてジュエリーをレイヤードすることが多いですね。必然的に、世の中の状況や自分の年齢ともリンクして、何かバランスを取っているところがあるのかも…….。なかでも、ブレスレットだけは24時間肌身離さず着けているのですが、それは自分にとってお守りであると同時に女性であることを思い出させてくれるから。シャラシャラと肌の上で揺れる存在感が”女性性”を実感させてくれるのですが、歳を重ねるほど、欲しい女性像を叶えるためにジュエリーの力を借りているかもしれません。
長谷川:とても共感できますね。私はリングが好きで、メイクをせずにすっぴんでもリングだけはしているほど(笑)。着け忘れた日はソワソワしてしまいます。手元って頻繁に自分の視界に入るものですよね。PCを打ちながらも目に入りますし。だからこそ、リングで煌く手元を演出することは、自分を慈しむことにもつながっている気がします。特に最近はコロナ禍でリモートが増え、画面越しに自分の姿を見る機会が増えましたよね。ジュエリーは、こんな今の時代だからこそ、自分の自信を高めるための欠かせない要素だと実感しています。
アイ:コロナ禍での変化もありますね。私はこの1年で、ネイルやまつエクなど盛っていたものを徐々にマイナスしていて、色はクリアにしたり本数を減らしたりしています。でもそんななか、ジュエリーはますます欠かせないものに。私にとってジュエリーは、削ぎ落とした後に残るもの。それだけ自分自身に近い存在なんでしょうね。
長谷川:”記憶に残る人”とは、ジュエリーを肌の一部のように自分自身に引き寄せられている人なのかもしれませんね。ジュエリーのパワーについては、carat aの公式インスタグラム(@carat_a)でも対談しています。併せて『GLITTER』の制作秘話もお話しておりますので、ぜひそちらもご覧くださいね!
Words (Editor’s talk) Haruko Murakami