爪・肌・環境にやさしい!ヴィーガンネイル10選&おすすめブランド
動物由来成分を使わないヴィーガンネイルは、爪・環境・動物に配慮してネイルカラーを楽しめるのが魅力! 今回は、いま注目のヴィーガンネイルブランドとネイルポリッシュをピックアップ。ヴィーガン生活をしているKanakoさんがネイルをお試しして、使い心地や発色などをレビュー。ヴィーガンネイルとは?という基本的なところと有害物質については、ヴィーガンネイルブランド「sundays」を輸入しているサハラ・インターナショナルグループの和田さんと李さんが解説。
【目次】
- 爪・環境・動物にやさしい。ヴィーガンネイルとは
- ヴィーガンネイルブランドおすすめマニキュア10選
- NYCのサロンで生まれたヴィーガンネイル「sundays」
- 80年代に誕生したヴィーガンネイルブランド「Zoya」
- フランスのオーガニックネイルブランド「ZAO」
- サスティナブルなヴィーガンネイルブランド「nailmatic」
- パリ発のヴィーガンネイルブランド「manucurist」
- 一般的に有害物質と言われている成分って?
爪・環境・動物にやさしい。ヴィーガンネイルとは
ヴィーガンネイルとは動物由来成分を使っておらず、アイテムを作る過程で動物実験をしないクルエルティフリーであるネイルのこと。「ヴィーガンネイルの魅力は、人間の体や爪、地球環境に負担になりそうな成分をできるだけ避けていることです。マニキュアを作る上で化学成分は不可欠ですが、できるだけ負荷のかからない成分を厳選して使っているブランドが多いです」とサハラ・インターナショナルグループの和田さんと李さん。
ヴィーガンネイルブランドおすすめマニキュア10選
ここからは今注目のヴィーガンネイルブランド5つと、それぞれおすすめのマニキュアを合計10本ピックアップ! 爪・環境・動物にやさしいのに、発色も申し分なしのネイルが大集結。そして今回は、ヴィーガン生活をしているKanakoさんが、ヴィーガンネイルを全色お試し。コメントを参考にお気に入りのネイルポリッシュを見つけてみて。
1. NYCのサロンで生まれたヴィーガンネイル「sundays」
ニューヨークのマンハッタンに店舗をもつネイルサロンで誕生したヴィーガンネイルブランド。「ネイルケアは心と体のセルフケアにつながる手段である」という思想をもとにヴィーガンネイルを展開。サロンはネイルをしている間にアロマキャンドルが焚かれ、マインドフルネス音楽が流れるヘッドフォンをつけてリラックスできるという、ウェルネスとビューティが融合したコンセプトで運営している。
自爪や環境にやさしく、動物由来成分・クルエルティフリーのヴィーガンネイルでありながら、プロフェッショナルグレード処方によって発色のいいカラーが長持ちするのが魅力。
<ヴィーガンネイルのお試しレビュー&アイテム>
「少しくすんでいるようなカラーで大人っぽく、とても気に入りました。このようなカラーのネイルポリッシュは発色があまり期待できず、重ね塗りがマストなイメージでしたが、グレーもピンクもひと塗りできれいに発色しました」(Kanakoさん)
2. 80年代に誕生したヴィーガンネイルブランド「Zoya」
ネイルを塗るすべての人が健康で幸せであるようにという願いを込めて有害物質を取り除き、1986年に誕生したヴィーガンネイルブランド。魅力はカラーの多さで、なんと全400種類以上! 速乾性に優れていて長持ちするネイルを楽しめる。
<ヴィーガンネイルのお試しレビュー&アイテム>
「これまでの黄色のイメージは、塗ったときに少し浮いてしまうような気がして、手を出しにくいカラーのひとつでした。しかしZoyaの少しくすんだ黄色は、派手すぎずシンプルになりすぎないカラーで、肌なじみが良かったです!」(Kanakoさん)
「赤みが強いピンクで秋冬にぴったりなカラー。ピンクすぎない絶妙な発色なので肌によくなじみます。シンプルすぎず派手すぎないところが、洋服のジャンルを問わず使いやすいなと思いました」(Kanakoさん)
3. フランスのオーガニックメイクブランド「ZAO」
オーガニック認証とPetaクルエルティフリー&ヴィーガン認証を取得しているフランス発のオーガニックメイクブランド。肌と地球環境にとって排除した方がいいものは限界までなくし、人にとって安全なアイテムを提供していく「Safe for everybody」という考え方のもとアイテムを生み出している。ネイルは環境と爪に配慮して10フリー&ヴィーガンを掲げており、じゃがいもやとうもろこしなど野菜由来の成分を使ったヴィーガンネイルを展開。
<ヴィーガンネイルのお試しレビュー&アイテム>
「色味だけでなく、手持ちの部分が竹でできていて本体の見た目もかわいいいです!毛束が太めで塗りやすい印象を受けました。完成後は上から何も塗らなくてもツヤっぽく仕上がったので、手軽に使えるアイテムだと思いました」(Kanakoさん)
4. サスティナブルなヴィーガンネイルブランド「nailmatic」
フランス・パリにて「自販機で買えるネイル」としてユニークなアイデアとともに誕生したヴィーガンネイルブランド。石油系溶剤の代わりにコットン、そしてとうもろこしやじゃがいも、小麦など植物性の成分を使い、環境と爪に配慮しているのがポイント。動物実験なしを徹底していて、生産はフランス国内で完結している。
<ヴィーガンネイルのお試しレビュー&アイテム>
「ラメが非常に細かく、どの角度から見てもキラキラしています。部屋の中だとメタリック風に、外でみるとより爽やかに見えました。他の色と合わせてワンポイントで使うのもかわいい感じがするので、アレンジするのも楽しみです」(Kanakoさん)
5. パリ発のヴィーガンネイルブランド「manucurist」
有害成分不使用でヴィーガン、クルエルティフリーを軸に、4つのシリーズを展開しているヴィーガンネイルブランド。中でもグリーンは植物由来原料を最大84%使用している上に、カラーと輝きはきれいなままのネイルを展開。その他にもピュアな処方で子どもも使えるプティ・マニキュリストや、ツヤと持続力が魅力のケアシリーズも。ショッピングバッグにはベジタブルインクを、素材には森林認証マークを取得した生成りを使っており、環境への配慮も徹底している。
<ヴィーガンネイルのお試しレビュー&アイテム>
「深緑が絶妙にかわいくて、秋冬にぴったりだと思いました。塗る前の想像と全く同じカラーで、しっかりと発色してきれい! ジェルネイルをしたようなぷっくりとした仕上がりでした。繰り返し何度も使いたいと思います」(Kanakoさん)
「鮮やかなピンクなので、普段シンプルな服装が多いためアクセントとなって非常にかわいいです。重ね塗りをしなくてもしっかり発色し、ぷっくりとした仕上がりで大満足です。特にシンプルなコートを着る日など、ファッションが地味になりやすい冬にたくさん使いたいです」(Kanakoさん)
一般的に有害物質と言われている成分って?
ヴィーガンネイルは有害物質を排除しているものが多い。「正直、有害だと言われている物質が入っていても、ネイルを塗るだけで体に対して、直接的に重大な悪影響を及ぼしてしまう可能性はかなり低いです。また有害成分という定義は、ネイルブランドやメーカーによってそれぞれです」と和田さん。ここではニューヨーク発ヴィーガンネイル「sundays」が掲げている不使用成分「10-FREE」をご紹介。
フタル酸ジブチル
ネイルポリッシュをより柔らかくする成分。発がん性物質であるリスクがあり、ヨーロッパでは禁止されている。
トリフェニルホスフェート(TPHP)
ネイルポリッシュを柔らかくする可塑剤。ホルモン機能(内分泌)の変化に関連することが研究結果として出ている。
トルエン
ネイルのベタつきを抑えたり、早く乾くようにしたりするための石油化学溶剤。健康への懸念があると考えられている。
キシレン
高濃度のキシレンにさらされると、中枢神経系の抑制や頭痛を引き起こす可能性がある。
エチルトシルアミド
ネイルをなめらかに見せる成分。欧州委員会によって化粧品に使用することは禁止されているが、米国では使用されていることもある。
カンファー
ネイルポリッシュを柔軟にする成分。多くのネイル製品に含まれているが、この物質を大量に使った場合には、頭痛や吐き気、めまいを引き起こす可能性がある。
ホルムアルデヒド
呼吸器および皮膚への刺激が挙げられる。米国では使われることがあるが、日本ではネイルポリッシュに使用することは禁止されている。
ホルムアルデヒド樹脂
呼吸器および皮膚への刺激が挙げられる。
パラベン
一般的な防腐剤。内分泌かく乱物質の疑いがあるため、サンデイズでは排除している。
tert-ブチルハイドロパーオキサイド
血液、肺、肝臓、呼吸器系、中枢神経系に有害である可能性がある。
Edit&Words Seimu Kawahara