ヴァン クリーフ&アーペル、「ペルレ コレクション」より新作12点を発表
ペルレ コレクションの象徴、ゴールドビーズは、今回発表される新作においてもまばゆく輝き、作品を絶妙なハーモニーで包んでいる。イエロー、ローズ、ホワイト、それぞれのゴールドの輝きとダイヤモンドの煌めきで彩られた、ブレスレット、リング、イヤリング。精緻に選び抜かれセットされた宝石は、肌の上で光の戯れを生み、ヴァン クリーフ&アーペルならではの洗練と卓越性を伝える。
ゴールドビーズとダイヤモンドのダンス
煌めくラインが高めあう光の相互効果
ペルレ ダイヤモンド ブレスレット 5連モデルでは、アシンメトリーな構成を成すゴールドビーズが、まるでダンスを繰り広げるかのように手首を包む。すでにリングに取り入れられているこのダイナミックな美学は、イエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドによる今回の新作においても存分に表現されている。まばゆい輝きを放つゴールドビーズが、斜めの帯状に配置されたダイヤモンドと一体化し、美しい調和を生んでいる。ダイヤモンドのラインはそれぞれ2列、3列、5列の貴石で構成され、その形と光の相互作用によって、作品に生き生きとした表情をもたらす。さらに、貴金属にオープンワークを施すことで、ハニカム状の土台から差し込む光がダイヤモンドを通り抜け、作品全体の輝きを一層高める。
新作には色鮮やかな貴石も取り入れられ、ペルレ コレクションの豊かな素材のバラエティを示している。ルビーの燃えるような赤がローズゴールドのやわらかさと融合する一方、サファイアやエメラルドの色彩はイエローゴールドの燦然たる輝きと組み合わされている。ブレスレットを飾る計50石のストーンの選別とマッチングには、宝石に対するメゾンのセンスと専門知識が発揮されている。
楽しさあふれる幾何学模様
ヴァン クリーフ&アーペルの創造性が映し出されたペルレ ダイヤモンド デュオ リングは、ほかにはない驚きに満ちた美しさを湛えている。イエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドのモデルが揃う本作では、2つのリングの出合いが表現されている。メゾンを象徴するサヴォアフェールのひとつであるミラーポリッシュを施したゴールドのリングと、緻密なオープンワーク構造にラウンドカットダイヤモンドをセットし指元を輝きで包むリングが、ひとつに組み合わされている。ダイヤモンドは繊細なグレインセッティングで留められており、その丸みを帯びた爪の形状がゴールドビーズと響き合う。
いずれのリングにもゴールドビーズの縁取りが施されており、ひとつに組み合わせることでまばゆいばかりのコンポジションを生み出す。さらに、ペルレ シニアチュール リングの繊細なカリグラフィ ロゴ、ペルレ ゴールドパール リングの調和の取れた曲線、ペルレ クローバー リングを飾るダイヤモンドのモチーフなどと重ねて装えば、エレガントな組み合わせを無限に楽しむことができる。
光の輪
ペルレ ダイヤモンド イヤリングでは、輝き、動き、軽やかさが絶妙なバランスを構成している。イエローゴールド、ローズゴールド、もしくはホワイトゴールドによるこのジュエリーは、全体にダイヤモンドを敷き詰めたドーム状のパーツと、同様に宝石をセットしたリング状のパーツを組み合わせ、丸みを帯びたボリュームのあるプロポーションを表現している。
ダイヤモンドについては、卓越性を追求するメゾンの伝統を受け継ぎ、厳格な基準に従って選別したものを熟練の技によりセットしている。それにより、イヤリングの上でストーンが一体となって輝き、顔の両側面に光の輪を描き出す。さらに作品全体をゴールドビーズで縁取ることで、その輝きが一層引き立つ。ダイヤモンドとゴールドビーズは、リングの曲線に沿って大きさを増し、作品全体にダイナミックなムードを添える。こうした印象は、しなやかさや柔軟性を加えつつリング部分を固定するために開発されたジャンプリングにより、さらに強調される。その結果、動くたびに命が吹き込まれるかのようにイヤリングが揺らめき、光の戯れを生み出しながら顔周りを明るく照らす。
輝きに捧げられたサヴォアフェール
1906年、パリのヴァンドーム広場にて創業したヴァン クリーフ&アーペルは、ジュエリーの専門知識を駆使して、ペルレ コレクションに命を吹き込んでいる。このコレクションには、メゾンの宝石に対するセンスとともに、100年以上にわたり培われてきたサヴォアフェールが余すところなく発揮されている。作品の輝きと鮮やかな存在感を高めるために、ダイヤモンドに関しては、カラーはDEF、クラリティはIFからVVSまでという最も厳格な基準に適う石のみが選定される。サファイア、ルビー、エメラルドについては、熟練した宝石鑑定士が、各ストーンのカラー、素材の美しさ、カラット、カット、シェイプの優美さについてじっくりと吟味している。なかでも、50石の宝石を用いるペルレ クルール ブレスレット 5連モデルでは、細心の注意を払って宝石のマッチングがなされている。
宝石をセットする貴金属の準備として、宝飾職人が土台部分にオープンワークを施す。この技法により、光が宝石を通り抜け、その煌めきが一層引き立つ。セッティングの段階においても細心の注意と正確さが求められ、ヴァン クリーフ&アーペルの卓越したサヴォアフェールが発揮される。ブレスレットでは、宝石はプロングセッティングにより繊細に固定される。仕上げとして、1920年代よりメゾンを代表するサヴォアフェールのひとつであるミラーポリッシュを施し、作品の輝きを最大限にまで高める。この工程を経ることで、ゴールドビーズが動きに合わせて光を捉え、やわらかく煌めく。ヴァン クリーフ&アーペルの伝統である細部に至るまでの美の追求にならい、ミラーポリッシュは作品の表側だけでなく裏側にも施される。これにより、作品は常に最高の輝きを放つ。
受け継がれるゴールドビーズの歴史
ゴールドビーズは、メゾンを象徴するモチーフのひとつとして、1920年代よりヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーやウォッチの装飾に用いられてきた。一方、1948年に発表されたボリューム感のあるクスクスやバガテルなどの作品や、1960年代以降のラ ブティック コレクションのユーモラスなクリップには、中心的なモチーフとして組み込まれている。さらに、1968年にアルハンブラが誕生して以来、ゴールドビーズはメゾンのアイコンとなるクローバー モチーフを縁取り、ヴァン クリーフ&アーペルの時代を超えたシグネチャーとしての地位を確立している。
メゾンの創造性と伝統の両方が反映されているペルレの新作のデザインは、タルトレットといった歴史的な作品からインスピレーションを得ている。この作品では、ダイヤモンドを敷き詰めたドームを囲むガドルーン装飾がゴールドビーズを彷彿させる効果を生んでいる。さらに後の1980年代には、幾何学的で抽象的なフォルムが登場。ビーズをあしらったリング本体にダイヤモンドを斜めの帯状にセットしたキャロリーヌ リングは、アシンメトリーなデザインが印象的だ。
【新作発売開始】
2024年6月1日