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2021.08.10

【体験レポート】チームラボの夏限定アートが見られる!「チームラボフォレスト福岡-SBI証券」

福岡県博多市にある、チームラボの常設ミュージアム「チームラボフォレスト福岡-SBI証券」にて、夏限定の作品群が公開中。

前回の佐賀県武雄市の「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」に引き続き、Editor 竹尾が体験してきました!

〈前回のレポート記事はコチラ>

 

What’s チームラボフォレスト?

チームラボフォレストは、2020年7月、福岡PayPayドームに隣接する新施設「ボス イーゾ フクオカ」内にオープンした常設ミュージアム。

「捕まえて集める森」と「運動の森」という2つのインタラクティブな空間で構成されている。

前者は「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトに、スマホにダウンロードした専用アプリを使って動物たちを捕まえ、そして解き放つ。そうすることで、自分だけのコレクション図鑑ができていく。

「捕まえて集める森」

動物に向かって矢を放つと、狙った動物を捕まえられる。捕まえた後はちゃんと解き放つことで、動物は元の世界に戻る。

 

後者は「身体で世界を捉え、立体的に考える」をコンセプトに、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」。複雑で立体的な空間の中で強い身体性をともない、身体ごとインタラクティブな世界に没入できるエリアとなっている。

「高速回転跳ね球のあおむしハウス」。同じ色の回転する球体を踏んでいくことで、身体も脳も活性化。

 

 

夏限定の作品群をご紹介!

夏の花々で表現された動物たちが歩き回る!

《花と共に生きる動物たち II – A Whole Year per Year / Animals of Flowers, Symbiotic Lives II – A Whole Year per Year》teamLab, 2019, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

 

無数の花々でできた生物たちを立体的な空間に投影する《うごめく谷の花と共に生きる生物たち-A Whole Year per Year》。

夏は、期間限定でひまわりを始めとした夏の花々で埋め尽くされる。

入った瞬間すぐわからなかったのだが、花々をよ〜く見ると、さまざまな動物の形がコンピュータプログラムによって描かれており、ダイナックに歩き回る姿は圧巻! 象や鹿、ライオンらしき動物や、地面には海の生物たちも。

そしてこの生物たちは、他の生き物を食べたり、逆に他の生き物に食べられたり、あるいは人々に踏まれることで散ったりと、インタラクティブな作品となっている。

 

人間が現れると生まれ、触れると死んでいく儚き蝶

《群蝶、儚い命 – A Whole Year per Year / Flutter of Butterflies, Ephemeral Life – A Whole Year per Year》 teamLab, 2020, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

 

《群蝶、儚い命-A Whole Year per Year》は、真っ暗な空間に人が入ると、足元から一気に蝶の群れが現れ、空間の中を舞い始めるという作品。

とても幻想的で、まるでアニメーション映画の中に入り込んだような世界。しかし、この蝶は人々が触れると死んでしまう……! そんな儚い命と刹那の輝きを表現。こちらも季節限定の、夏らしい色彩。

 

ふわふわな地形がトランポリンのようで楽しい

《ふわふわな地形のつぶつぶの地層 – A Whole Year per Year / Soft Terrain and Granular Topography – A Whole Year per Year》teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab

こちらの《ふわふわな地形のつぶつぶの地層-A Whole Year per Year》は、チームラボが開発した高低差のある立体的なふわふわの地形。

空間には色彩豊かな粒が降り注ぎ、立体的な地形の沿って高所から低所に転がるように流れていき、粒の重なりによって地層模様を描き出す。

地面は人間がいる場所は沈み、沈んだ場所に粒が集まってくる。

トランポリンのように跳ねながら楽しめるので、子ども心に戻って存分に跳ねて動いてアートを楽しめる。うっかりするとバランスが崩れそうになるので、運動量もなかなか。

 

身体を実際に動かしたり、動物を採取して学びにしたりと、大人も子どもも一緒に楽しめるアート展。この夏ならではの世界観を、楽しんでみてはいかがだろうか。

 

Editor’s Note

by Sonomi Takeo

まず、「捕まえて集める森」だが、とにかくいろんな動物を捕獲するのに夢中になってしまうほど、陸の動物や海の動物がたくさんいる。

(捕まえると、その動物のデータが見られる)

 

こんな風に学ぶことができたら、さぞかし子どもの頃は楽しく勉強しただろうなぁ…とも思ったり。

そして夏ならではの花々や蝶が生きる世界は、本当に美しかった。

インタラクティブにいろんな色、形に変容していくので、一日中いても飽きない。

涼しい空間で夏を満喫できて、身体も動かせて、勉強もできる。

一度にいろんな楽しみ方ができるミュージアムなので、夏イベントの一つとして、訪れてみては?

 

【開催概要】

「チームラボフォレスト 福岡 – SBI証券」夏限定の作品群
開催期間:2021年7月17日(土)〜終了日は未定
場所:BOSS E・ZO FUKUOKA 5階(福岡PayPayドーム隣)
住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-6

時間:平日11:00〜20:00、土日祝10:00〜20:00

休館日:BOSS E・ZO FUKUOKA公式サイトをご覧ください。

料金: 大人2,200円、子ども800円

https://www.teamlab.art/jp/e/forest/

 

【チームラボ】

アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》

「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアムと花と一体化する庭園》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」ソフトオープン。2021年7月16日から九州・武雄温泉・御船山楽園にて「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」開催。

チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。

 

teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

 

チームラボ: http://teamlab.art/jp/

Instagram: https://instagram.com/teamlab/

Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc

Twitter: https://twitter.com/teamLab_news

YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART

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