【12/22まで開催】ふくしま浜通り国際芸術祭 edition.0 レスリー・キー写真展
レスリー・キー写真展『それでもまちはここにある / だからわたしはここにいる』が本日12月16日より12月22日まで開催。
本芸術祭では東京とNYを拠点に活躍する 写真家レスリー・キーが南相⾺からいわきまで計163Kmを縦断し、総勢35組142名+1匹を撮影した写真が展示される。
浜通りにある様々な情景を背景に撮影したのは、浜通りで頑張っているひとや離れてしまっ たけれど浜通りを思い頑張っているひと、住んではいないけれど浜通りに⼼を置き、当事者 意識を持って浜通りのことを考えてくれているひと。
そんな⼈々のいまを、レスリーが写真という表現を使って世界に発信する。
ももいろクローバーZ 佐々⽊彩夏さん率いる浪江⼥⼦発組合のみなさんや浪江や富岡町⻑、 楢葉の町議も撮影に協⼒したという本芸術祭、是非足を運んでみては。
ふくしま浜通り国際芸術祭実⾏委員会よりメッセージ
これまでの活動、これからの活動として。
2022年 8⽉22⽇ 須賀洋介シェフによる⽣産者訪問
8⽉27⽇ レスリー・キー⽒にとの浜通り縦断ロケ
10⽉ 3⽇〜 須賀洋介シェフによる⽣産者訪問及びBBQ
そして、本祭に向けたプレイベントとして
2022年12⽉16⽇〜 写真展
2023年 6⽉末〜 須賀洋介シェフ×県産⾷材屋外ダイニング
現段階でLVMH(LV、ディオール、ドンペリ、ヘネシー、クリュッグなど、ファッションか らお酒まで75のメゾンを持つ世界最⼤級のブランド複合企業)の協賛、富岡町の共催、 福島⺠報、福島⺠友、福島中央テレビなど多くのご後援をいただいております。
今後は、公的機関の補助や助成申請に加え、⺠間企業への協賛を広く集め、最終的には⾃⾛ できる仕組みを構築したいと思っています。
⼤きな地震が来て、⼤きな津波が去ったあと、前触れなく降ってきた放射能は ⾳もなく⼤地を覆い、⾒えないままに家を奪い、町を奪い、⽇常を奪っていきました。 絶望と呼ぶのにそれ以上相応しい状況が⾒当たらなかったあのときからまもなく12年。 少しずつ⼈が戻り、商いが戻り、活気づいてもきています。
しかし、それ以上の歳⽉を要するという廃炉への道のりを前にしたとき、 わたしたちは何を思うのか。わたしたちに何ができるのか。
できればこの問題をただの負として扱うのではなくプラスに転換したい。 隠すことなく強みに変えたい。逃げるのではなくバネにしたい。
それを可能にしてくれるものは何か。
いまある現実と概念を打ち破り、突破してくれるもの。
課題から⽬を背けることなく、⼀つのコンテンツとして昇華してくれるもの。
それはきっと既存の常識ではない。理屈でもない。
変動的で不確実、さらに複雑で曖昧なこのVUCA(ブーカ)と呼ばれる時代において それでも普遍性と可能性を併せ持ち、
所有する当⼈でさえ無⾃覚で無防備な⼼の奥に触れることができる
たとえば、そう。アートの⼒を使って、
ふくしまの浜通りを未だかつてなくわくわくさせたい。
国内史上最悪とされる産業廃棄物投棄により汚染され、
ハンセン病の隔離施設があった⾹川県の島々が
瀬⼾内国際芸術祭によりその復権を成し遂げたように。
70年代後半のエネルギー危機により衰退したリンツの街が、
アルス・エレクトロニカの開催によりその再建に加え、
新たな産業と⽂化を⽣み出すことに成功したように。
浜通りで芸術祭を開催したい。そう思っています。
⼈類史上最悪かつ最難関、
ある意味最先端の課題を抱えるFukushimaで開催するんですから、
もちろんターゲットは世界。地球上に住む全⼈類です。
ふくしま浜通り国際芸術祭実⾏委員会準備室
堀川 静
【開催期間】
平日 16:00-20:30/土日祝 11:45-17:15
浪江町
10:00-18:00 会期中無休
大熊町
平日 9:00-17:00/土 9:00-12:00/日祝休み
富岡町
楢葉町
260 9:00-21:00 会期中無休