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2023.01.19

【STAGE REPORT】福士蒼汰×宮野真守 ゲキ×シネ『神州無頼街』相思相愛!ナイス“バディ”な舞台挨拶

ゲキ×シネ『神州無頼街』の舞台挨拶が2023年1月14日(土)に新宿バルト9にて行われ、福士蒼汰と宮野真守が登壇した。ゲキ×シネは、劇団☆新感線の話題作を映画館の大スクリーンにて高画質&高音質で楽しむ映像エンターテイメント。今回上映される『神州無頼街』は、2020年にコロナ禍で上演延期になるも2022年に満を持して上演された作品。主演・福士蒼汰、トリ・宮野真守の強力バディで観客を沸かせた本作は、幕末を舞台に歌と踊りと立ち回りで彩る絢爛で猥雑な伝記時代劇だ。

普段見れない福士蒼汰が僕のおかげで見れているのでは(宮野)

 物語の主人公で博識の若き町医者・秋津永流を演じる福士蒼汰は、自身の役柄について改めて聞かれると「医者でありながら、狼蘭(ローラン)という一族を演じています。狼蘭(ローラン)族は殺し屋の一族で、代々殺し屋として生きているんですけど」と説明。その合間に、宮野から「よ!」「へえ!」「あら」など合いの手が入り、「やめてそういうの! カメラがいて緊張してるから(笑)」とツッコみ、すかさず「今日はクールにするって裏で言ってたもんね」と宮野に暴露される場面も。一方、陽気でお調子者の口出し屋・草臥を演じる宮野は、「こんなふうに口出し屋です! いろいろバックボーンはありますが騒がしい役と思っていただければ。クールなキャラ(福士)と明るいキャラ(宮野)です」と明るく回答。

 本作の試写は一緒に観たという2人。「一緒に観たね。誰もいない劇場で2人っきりで隣同士で見ました」と福士が明かすと、「こんな劇場だよ~って写真送ってきてくれて。“マモちゃんどこ座る?ここがセンターだよ!”って説明してくれました」と宮野が返し、仲睦まじいエピソードに会場はほっこり。司会の中井美穂に「お2人は10歳くらい違いますよね……?」と歳の差を訊かれると、「言わないでください!」と宮野がいなし、会場を笑わせ、「微妙に畑が違うからこそなんでも気兼ねなく言い合えるというのはありますね。彼は俳優で活躍していて、僕は声優で。それぞれの意見でいろんな解釈で話せるので非常に距離を縮められた」と宮野が答えると、「完全に同意」と福士が賛同。

 福士と宮野は2018年の劇団新感線『髑髏城の七人』Season月以来の共演となる。当時は、ダブルチーム制で違うチームだったので、同じ作品に出演しながらも同じステージに上がることはなく、念願叶っての本作であると話したのは宮野。「僕らが出会った時は、ダブルチームという形で『髑髏城の七人』Season月という同じ作品を作っているんだけど、チームが違うから同じステージには立てないという時間を過ごしていて。その頃も彼のストイックさに影響を受けて、殺陣の練習を一緒にしたり、一緒に過ごす時間はあったが、ふたりでステージ上に立ちたいという思いがあって。この『神州無頼街』を企画していただき、一度コロナでの延期を経てついに上演できたのが1年前でした」と本作への想いを明かすと、「完全に同意」と再び強く頷く福士に「その返しずるいじゃん!」と宮野が指摘し、会場からは笑いと拍手が。

 終始楽しそうなやり取りに「数多くの方々と共演していて、こんなに馬が合って、楽で、福士さんが嬉しそうに楽しそうにしていらっしゃる姿を見れることは稀有なことでは?」と中井が問うと、福士は「多分これからもないですね。こんなに楽しくできることは。次に舞台挨拶があるときにマモちゃんがいなかったらやる気出ないかも」と言い、「どういうこと!? 関係ないのに来いってこと? 世話役で?」と宮野。「そうそう!裏で」と福士が笑顔で答え、「せめて人前に出してくれよ!」と憤る宮野に笑いが起きる。なぜそんなに心を許せる空気が2人の間に生まれるのかについて、福士は「畑が違うからこそお互いリスペクトできるところと、僕がボケることに対して全部突っ込んでくれる優しい包容力。でもそれがたまに大丈夫かな?って思う。マモちゃん僕のこと重いって思わないかなって」と吐露すると、思わず宮野も「重い!?恋人の距離感……(笑)」と戸惑いつつ、「普段見れない福士蒼汰が僕のおかげで見れてるのでは」と言うと会場のファンからは大きな拍手が起きた。

マモちゃんの顔芸がよかった!(福士)

 本作は当て書きで脚本が書かれているが、非常にシリアスなバックボーンもあるのが見どころの1つ。宮野は「ほんとに華やかでお祭り騒ぎの舞台なので皆さん思いっきり楽しめると思いますが、芯にあるのはメッセージ性の強いものだったりします。それぞれが抱える問題とかどう生きるかとか、考えさせられる作品。そこを僕らは気兼ねなく相談し合えたのもよかったです」と言い、福士は「僕はクールなキャラクターで、マモちゃんは賑やかな明るいキャラクターなんですが、逆のシーンもあって。マモちゃんのすごく思い詰めた表情が素敵で。僕の場合は、たまにふざけるシーンとか福士蒼汰が出てきちゃうときもあります」と回答。ダンスシーンではそんな部分が垣間見れるそうで宮野は「ダンスシーンは福士蒼汰のビッカビカの笑顔が見れます! 狼蘭(ローラン)の一族は重い使命を背負ってるが、永流はまだ若いんだなと感じる場面です」と見どころを挙げた。

 お互いに助け合い、時には足も引っ張り合うバディだが、本作で同じく存在感を放つのが富士の裾野に“無頼の宿(ぶらいのしゅく)”を開く、ワイルドかつ謎に満ちた侠客・“身堂蛇蝎一家”だ。侠客・身堂蛇蝎を髙嶋政宏、妻・麗波を松雪泰子が演じ、その息子・凶介を木村了、娘・揚羽を清水葉月が演じる。最強夫婦の髙嶋・松雪は舞台裏でも個性が炸裂していたそう。「髙嶋さんは変な癖がふんだんに現れている役作りで。自らのオーダーで、舌を出すとか言えないようなことをしたりとか、その存在感が半端ない。役者としての大きさをまざまざと見せつけられました。でも舞台裏ではめちゃくちゃ真面目。劇場入りしてからのルーティーンはすごい細かくて、自分のケアを乱さない。役者として素晴らしいと毎日思っていました」と宮野。福士は「松雪さんはチャーミング。一挙手一投足に無駄がなく、僕も芝居で何度も助けられました。でも稽古も本番もめちゃくちゃ帰るのが早い! 静岡公演のときも麗波のメイクのままで帰ったんです」と舞台裏エピソードを明かした。その最強夫婦の息子と娘も強烈な役どころで、木村了の演技にはふたりも絶賛の様子。福士は「木村了くんの凶介も素晴らしかった。息子の心がすごく描かれていて、ジーンとくるシーンもある」と言い、宮野は「改めてゲキ×シネで観た時の了ちゃんの顔面力の強さに感動しちゃった。登場からかっこいいよね。ニヒルに笑ってみたりオラオラでいってみたり急に可愛くなったり、素晴らしい役者だなと!」と絶賛。また、娘・揚羽については「ずっと無邪気でおてんばな感じ。永流とのちょっとしたロマンスが唯一ある役で。そんなことやってたんだ!みたいな発見もあった」とゲキ×シネを観て初めて知るシーンもあったそう。ゲキ×シネは大きなスクリーンで舞台作品を堪能できるのが魅力ということで、スクリーンで演技を見てもらえる喜びについて聞くと、福士は「マモちゃんの顔芸がよかった!」と即答。これには宮野も「(顔面が)うるさかったね! お気をつけください! 大目に見てください」と言いつつ「劇場に向けてやってたお芝居を目の前で撮られるとうるさい! 勉強になりました。うるさい芝居なんでそれ含めて楽しんでもらえれば」と自身の演技を振り返った。

 最後に会場のお客様、また全国の中継劇場で観ているお客様に向けて、「本日はお越しいただきありがとうございます。本当に楽しい作品になっております。お祭り騒ぎできます。その中でも考えさせられるメッセージがあります。どう生きていくかというのも重く受け止められるような作品になっているのでたくさんの感情を持ち帰ってほしいです。ちょっと意味深な終わり方をするので、そんなところに思いを馳せながら観てもらえたら、皆さんにまたお会いできる機会があるのかなと思いますのでぜひお楽しみください!」と宮野。「この作品は本当に悲願の舞台と言いますか、念願叶ったという形で、一回は中止になり延期になり、ようやく昨年できて僕達の思いがたくさん詰まった作品なので、ひとつひとつの思いを受け取ってくれたら嬉しいなと思います。本日は短い時間でしたがありがとうございました!」と福士が締めくくった。

 全国の劇場に中継されているライブカメラに向けてハグをして見せ、会場からは歓喜の拍手が。最後まで、福士と宮野の仲の良さとバディ感溢れる舞台挨拶となった。

 

▼本公演時の福士蒼汰さん×宮野真守さんのインタビューはこちら!

 

ゲキ×シネ『神州無頼街』

作:中島かずき

演出:いのうえひでのり

出演:福士蒼汰/松雪泰子 高嶋政宏/粟根まこと 木村了 清水葉月/宮野真守 ほか

※高嶋政宏の「高」ははしご高が正式表記。

2023年1月13日(金)〜新宿バルト9ほか全国の映画館にて3週間限定上映

2023年2月3日(金)より、新宿バルト9ほかドルビーシネマ館全8館にて上映

 

Photos Aki Tanaka / Words Ayako Nagaoka / Edit Kaori Watabe

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