世界保健機関（World Health Organization, WHO）によると、世界の生殖可能年齢の女性の10人に1人は、子宮内膜症を罹患している。子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮外で増殖し、生活に支障をきたすだけでなく、激しい痛み、慢性骨盤痛、腹部膨満、吐き気、疲労、抑うつ、不安、および不妊症を伴う慢性疾患である。セックス中でも激しい痛みが襲い、痛みによる恐怖や、プレジャー（快感、快楽、悦び等）を感じにくいことから生じるセックスへの不満によって、自身のセクシャルウェルネス（性の健康）およびパートナーとの関係性に影響を与えてしまう恐れがある。
3月の「Endometriosis Awareness Month（子宮内膜症月間）」に伴い、セクシャルウェルネス製品のグローバルリーダーLovehoney Groupは、アメリカを拠点に性教育の活動を行うセックス・エデュケーターのジャヴェイ・フライ=ネクラ―ソワに子宮内膜症で悩む女性が、パートナーとのセックスやセルフプレジャーを楽しめる方法について、聞いてみた。

1.パートナーとのコミュニケーションが鍵

子宮内膜症により、パートナーとセックスができないことへの失望や、自分の身体に不満を感じてしまう場合がある。セックスもコミュニケーション。1人で抱え込むのではなく、パートナーと話して、お互いの思いを共有し合い、2人が心地良いと感じるプレジャーを、2人で一緒に考えることが大切だ。

2.セックスの前は、ウォーミングアップが大切

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外陰部が完全に性的興奮状態に入るまでに最大20分掛かると言われている。外陰部の小陰唇の前端にあるクリトリスに刺激を与えることで、外陰部が性的興奮状態に入り、腟が伸びるため、痛みの少ないセックスが可能だ。クリトリスへの刺激に焦点を当てるウーマナイザーPremium 2は、特許取得済み技術「プレジャーエア―テクノロジー」でクリトリスに優しく吸引マッサージを行い、オーガズムをもたらすので、セルフプレジャーだけでなく、セックス前のウォーミングアップにぴったり。

3.自分のペースでセルフプレジャーを楽しんで

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リラックス効果のあるエプソムソルトを入れた温かいお風呂に入ることで、痛みが和らぎ、じっくり時間をかけてセルフプレジャーを楽しむことができるだろう。また、振動系のバイブレーターが好きな方は、お風呂でも使える防水（IPX 7）のWe-Vibe Tango Xがおすすめ。リップのような形をしたTango Xの平らな先端は、ピンポイントで刺激を与える。身体に潜むあらゆる性感帯を発見しながら、セルフプレジャーを楽しめる。自分のペースで楽しめるセルフプレジャーでオーガズムを感じることで、脳から痛みや不安を和らげる「エンドルフィン」と幸せホルモンとして知られる「ドーパミン」が分泌され、パートナーとセックスする時の痛みや不快感を軽減する効果も。