イマーシブな世界巡回展「GUCCI COSMOS」がブランド創設の地フィレンツェの姉妹都市・京都にて、2024年10月1日(火)より京都市京セラ美術館にて開催される。

「Gucci Cosmos」は、100年以上にわたるグッチの歴史の中でも特にアイコニックなデザインを先進的な演出で展示する展覧会。2023年4月の上海、10月のロンドンでも大好評を博したこの展覧会は、フィレンツェから始まったグッチの物語へのラブレターであり、その尽きることのないクリエイティビティへの賛歌だ。そしてグッチと京都の深い結びつきをたたえるとともに、時の螺旋を何十年もさかのぼるような遊び心あふれる旅へと誘う。

フィレンツェにあるアーカイブ収蔵拠点の扉を開き、歴史的な逸品やシンボルが時を経て生み出されてきた道程を明らかにしながら、グッチの伝統とクラフツマンシップを紹介する巡回展である「Gucci Cosmos」。そして、上海やロンドンでの開催がその地独自の視点を織り込んだように、京都と日本に生き生きと息づいている伝統文化とその革新の歴史に共鳴するストーリーとエレメントをフィーチャーする。

本展では、これまでの「Gucci Cosmos」と同様に、デザインを英国人アーティストであるエス・デヴリン、キュレーションをイタリアのファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザが手がけ、1921年のブランド創設以来途切れることなく継承されてきたブランド理念と、常に刷新され続けていくインスピレーションとクリエイティビティを辿りながら、グッチの多様な側面を照らし出す。

そして、100年以上にわたり継承されてきたグッチのコードとスピリットがどのようにアイコニックなデザインに生かされてきたか、また、それぞれの時代を象徴するアイテムがいかにして歴代のグッチのクリエイティブ・ディレクターたちにインスピレーションをもたらし、再解釈されてきたかを探求する。