6月19日にメジャーデビューを果たした4人組ガールズグループ・IS:SUE（イッシュ）。メンバーのNANO、RINO、YUUKI、RINは、日本で過去最大級規模となったガールズオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」のファイナリストとなり、一際異彩を放っていた4人。

グループの情報が解禁されるやいなや、4人を待ち望んでいたファンを中心にSNSは大きな盛り上がりを見せ、DEBUT SINGLE『1st IS:SUE』のリード曲『CONNECT』のMV再生数は公開から1ヶ月足らずで500万回を突破。グループ名に込められた「常に注目や話題性（ISSUE）を持って人々を魅了する、魅力的で“異種”な存在」という意味の通り、これまでの日本のガールズグループにはなかったコンセプトと楽曲、圧倒的な存在感で新人ながらも異彩を放っている。本記事では、彼女たちの思いが存分に込められた『CONNECT』について語ってもらった。

Q.このメンバーでデビューが決まった時の率直な感想は？
NANO「自分の中に新しい道が開けたのが本当に嬉しかったです。そして他の3人が大好きな人たちだったので、一緒にできることへの嬉しさや安心感が大きかったです。すごく頼れる3人なので、私がリーダーですが気を張りすぎず、今まで通りみんなで協調性を持ちながら楽しくやっていければと思っています」

RINO「全く予想していなかったし、4人という少人数なところに驚きました！　でも、オーディション時から魅力的だなと思っていた3人と一緒だったのが嬉しかったです」

YUUKI「初めて聞いた時はびっくりしたんですけど、同時にこの4人はオーディションの最後に披露した『想像以上』という楽曲で一緒だったのと、NANOさんとRINは合宿中の部屋が一緒だったこともあって、不安よりホッとした気持ちが大きかったです」

RIN「また新しいチャンスをいただけて感謝の気持ちでいっぱいでした。他の3人は元々私が大尊敬していた人たちだったので、『私がここに入れてもらえるんだ』ってすごく嬉しかったです」

Q.『CONNECT』のコンセプトをどう消化した？
NANO「今の私たちがそのまま表現されたようなメッセージ性が強い曲なので、MV撮影時は一つ一つの場面で気持ちを作って、パフォーマンスや表情に出せるように努力しました。気持ちを作るのは、私の中で演技に近い感覚です。ステージ上の自分は普段の自分とは全く別人で、曲が始まる3秒前にスイッチを切り替えています」

RINO「歌詞が等身大の私たちにピッタリなので、『こう表現しよう』と気負わず、私たち4人が持っているものをすべて見せようという気持ちで歌っています。一人一人の個性を潰さずに、それぞれの解釈で、私たちの色をそのまま出すのがいいんじゃないかなと思います」

YUUKI「『CONNECT』は、それぞれにバックボーンを持った異種の4人が出会って仲間になって、一緒にコネクトしていくという力強いメッセージが込められた一曲です。そのストーリーを元々聞いていたし、歌詞が自分たちにピッタリなので、この曲の世界観にはすんなりと入り込めました」

RIN「私の力だけでは本当に消化できなかったです。元々ガールズクラッシュ系の曲が好きでやってみたかったんですが、表情も踊り方も本当に難しくて。ボーカルの先生に、私の声は優しすぎて迫力が出づらいと言われたので、YUUKIちゃんやRINOちゃんのラップを何回も聴いて練習して、表情作りが上手なNANOちゃんの真似をして頑張りました。みんながいなければできなかったと思います」

Q.MV撮影やレコーディング時の印象的なエピソードは？
NANO「MVのティザーに、私が後ろに倒れていって、倒れ切らずに上を向いているシーンがあるんですが、そこで唯一のワイヤー撮影をしました。3日間あった撮影のうち、最終日の一番最後に撮影したので、全員体力も限界の中だったんですが、その分記憶に残っています」

RINO「セットがすごく壮大で、見た瞬間に『これから自分たちがここで撮影をするんだ』ってワクワク感がすごかったです！　どこで撮影する時も楽しすぎてアドレナリンが出まくりでした」

YUUKI「ティザーを観てくださった方はわかると思うんですが、私が宙に浮いた椅子に座ってスマホを触っているシーンがあるんですよ。あの時実は、後ろでスタッフさんが斜めになった椅子を支えてくれているんです！　内心すごく怖かったんですが表情に出しちゃいけないから、必死になんでもない風を装いました（笑）」

RIN「この曲の歌詞には、私たちの強気な部分はもちろん、これまで味わってきた苦労が書かれています。レコーディングの時にこの歌詞に感情移入しすぎてしまって、歌っていて本気で泣きそうになりました！　歌詞を見ながら聴いていただけると、『CONNECT』という曲がより深く皆さんに伝わるんじゃないかと思います」

Q.『CONNECT』の魅力ポイントは？
NANO「私たちのチームはメインボーカルやメインダンサーが決まっていなくて、楽曲やシーンごとにメインの人物が変わるのが見どころだと思います。個人的には『君とScarlet Strings』というパートで秘密ポーズみたいなのをするんですが、自分のパートだとそこがキーポイントなのかなと思うので、ぜひ注目してほしいです」

RINO「構成が一定じゃなくて、ブリッジにかけてメロディーが変わったり、一人一人のメンバーに合う歌詞だったりして、すごく物語を感じる楽曲です。特に私が好きな振り付けは、人差し指と小指で作るコネクトポーズ。サビで出てくるんですが、キャッチーで真似しやすいと思うので、ライブなどではぜひ一緒にやってください！」

YUUKI「それぞれのパートに魅力が詰まっていますが、私でいうと、2番の冒頭にラップパートがあるんです。MVの中では私の手の動きとカメラワークが連動していて、カチッとハマる感じが気に入っています。リズムがヒップホップ調に変わるところでもあるので、そこまでとはまた違ったカッコよさを味わってもらえると思います」

RIN「一番のポイントだと思うのは私たちの思いが込められた歌詞ですが、振り付けも好きです。一曲を通して結構強めな振りなんですが、ブリッジから曲調が変わって、それに合わせて振りも滑らかな感じになるんです。コネクトしている感じも表現されていて、私はそこがすごく好きです」