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ルイ・ヴィトン、村上隆とのコラボによる巨大な彫刻作品《お花の親子》が京都市京セラ美術館の日本庭園に登場

2020年コロナ禍の東京で公開され、復活への祈りの象徴として話題となった金⾊に輝く巨大な彫刻作品《お花の親子》。村上隆のスーパーフラットコンセプトの彫刻的実践の結実である本作が、ルイ・ヴィトンのトランクと共に京都市京セラ美術館の日本庭園に登場した。

Photo: Reiko Mitake (C)︎2020 Takashi Murakami / Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

日本庭園の池に浮かぶように姿を現した《お花の親子》とトランクは高さ約13メートルを超える巨大彫刻作品。前後、側面と角度によって違った表情を見せ、京都市美術館開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」の会期中(2024年9月1日(日)まで)、季節の移り変わりと共に昼夜を問わず楽しめる。

トランクは村上隆とルイ・ヴィトンのコラボレーションにより2003年に発表されたモノグラム・マルチカラーのトランクからインスピレーションを得て、キャンバスやメタルパーツ、木材といったディテールまでをも表現している。かつて日本の家紋からインスパイアされたとも言われるルイ・ヴィトンのモノグラム、そして、日本の伝統的な美学から生まれたスーパーフラットな彫刻が、美しい京都の山並みに囲まれて庭園に立つ姿は、ここでしか見ることのできないアートインスタレーションだ。また、それは、両者のアートとファッションの垣根を超えた歴史的なコラボレーションを、改めて思い出させるものでもあるだろう。

Photo: Kozo Takayama (C)︎2020 Takashi Murakami / Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

ルイ・ヴィトンは創業当初よりアートと密接に関わっており、アーティストとの交流を育んできた。こうした伝統を受け継ぎ、ルイ・ヴィトンは1988年以降、ソル・ルウィット、ジェームズ・ローゼンクイスト、セザール、オラファー・エリアソンなど、現代アート界やデザイン界を代表する著名なアーティストとのコラボレーションを展開。また、ソフィ・カル、ダン・フレイヴィン、アルベルト・ジャコメッティ、ゲルハルト・リヒターといったアーティストの作品をキュレーションし、世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンやストア内のコンテンポラリーアートスペースに展示している。

 

INFO

「村上隆 もののけ 京都」

公式サイト:https://takashimurakami-kyoto.exhibit.jp/

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