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2022.09.19

写真家・川内倫子、約6年ぶりの大規模個展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催

写真家・川内倫子の個展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催。2022年10月8日(土)〜12月18日(日)まで。

《無題》(シリーズ「M /E」より)2020


川内倫子(1972‒)は、柔らかい光をはらんだ淡い色調を特徴とし、初期から一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘 や輝き、儚さ、力強さを撮り続けている写真家。身の回りの家族や植物、動物などの儚くささやかな存在から、長い時を経て形成される 火山や氷河などの大地の営みまで等しく注がれる川内のまなざしは、それらが独自の感覚でつながり、同じ生命の輝きを放つ様子を 写しとっている。国内の美術館では約6年ぶりとなる大規模個展である本展では、この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜ ながら川内の作品の本質に迫る内容となっている。


《無題》(シリーズ「M /E」より)2019


展覧会タイトルでもある〈M/E〉は、本展のメインとなる新作シリーズ。〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の 頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」でもある。アイスランドや北海道の氷河や雪景色と、コロナ禍で撮影された日常の風景とは、一見するとかけ離れた無関係のものに思えるが、どちらもわたしたちの住む地球の 上でおこっており、川内の写真はそこにある繋がりを意識させる。本展は、人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会になるだろう。

INFO
「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」
https://rinkokawauchi-me.exhibit.jp/

会期:2022年10月8日(土)〜12月18日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00 – 19:00(入場は18:30まで)※11月3日(木)〜6日(日)は「アートウィーク東京」の開催にあわせ10:00-19:00開館
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入場料:一般 1,200[1,000]円/大・高生 800 [600]円/中学生以下無料
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、朝日新聞社

巡回情報:2023年1月21日(土)〜3月26日(日) 滋賀県立美術館(http://shigamuseum.jp
*同時開催「収蔵品展 074 連作版画の魅力」、「project N 88 䑓原蓉子」の入場料を含みます。
*[ ]内は各種割引料金。障害者手帳をお持ちの方および付添 1 名は無料。 *割引の併用および入場料の払い戻しはできません。

協賛:日本生命保険相互会社
協力:相互物産株式会社
令和4年度日本博イノベーション型プロジェクト補助対象事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)
お問い合わせ:050-5541-8600 (ハローダイヤル)

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