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Z世代のアイコン・とうあが語る“私は私”の一面は?

2021年からYouTube活動をスタートし、125万人超えの登録者数を持つとうあ。固定概念にとらわれない自由なビジュアルや考え方で、Z世代をエンパワーし続けている。そんなとうあが2022年の「若者」に続く2ndシングル「I am I」を2024年7月26日にリリース! ポジティブな歌詞が象徴的な楽曲に込めた想いや、人生のターニングポイントとなった出来事から最近ハマっているものなど、今伝えたいことを語ってもらいました。

「私は私、OKOK!」とポジティブマインドで背中を押したい


Q.「I am I」のタイトルや歌詞に込めた思いを教えてください。
「楽曲にはタイトルも曲も含めて全体に私が伝えたい思いが込められています。
タイトルの「I am I」は“私は私”という意味なのですが「私は私、なんでもいいじゃん!」と自身を全肯定する歌詞です。私自身にもキラキラしてる面もすっぴんでだらだらしてる面あり、学生時代も含めていろんな私がいて、そんないろんな自分をMVでも表現しています。誰かに寄り添えるような楽曲になっているんじゃないかな、と思います」

Q.作詞もとうあさんがされていますが、歌詞を書く時はどんなことを考えていますか?
「思ったことをポエムみたいに書いてまとめて、それを作詞家さんと相談しながら音楽的に整えたりしながらやっているんですが、プロっぽい言い方でちょっと恥ずかしいんですが、歌詞はわりと降りてくるという感じで。今回も自分の思ったことや感じていることを素直に歌詞にできたんじゃないかな、と思います。普段から色んなことを考えることが好きで、言葉は豊かに浮かんでくるタイプだと思います」

Q.一昨年「若者」をリリースしてから2曲目の楽曲となりますが、どういった経緯で楽曲を出すことになったのでしょうか?また、リリース後に自身の活動や生活に変化はありましたか?
「モデルやYouTubeなど色んな仕事をさせてもらうなかで、もっとたくさんの方に思いを伝えていきたいと思い、楽曲を出してみたいと以前から思っていました。昨年リリースしたデビュー曲の「若者」は10代最後のタイミングで今までの思いを曲にしたものです。ダンスや歌は元々好きでしたが、ちゃんと見せられるものにするためにボイトレやダンスレッスンを始めました。リリース後は、東京ガールズコレクションにアーティスト枠として出演するなど歌って踊る場面が増えました。カラオケのデンモクに自分の曲が入っているのを見ると不思議な気持ちになりました。今後も定期的に楽曲を出していきたいですし、音楽をがんばっていきたいと思っています」

Q.「I am I」はどんな時に聞いて欲しい楽曲でしょうか?
「ちょっと自信をなくしたり、思いとどまったり壁にぶつかったときに聞いてスッキリして欲しいです。歌詞の中でもOKOKとか大丈夫とかポジティブな言葉がたくさん出てくるので、勇気が欲しい時に聞いて欲しいですね。私も落ち込んだ時には友達に励ましてもらったり、マインドコントロールをしています。自分でポジティブな気持ちにコントロールするのは難しいと思うのでこの曲を聴くだけで楽になってくれたらって思っています。よくファンの方からコメントやDMで人間関係や恋愛などの相談をもらいますが、まずは行動してみないと好転していかないので、失敗してもいいから一歩目を踏み出して欲しいと思っています。とはいえ行動することはとても勇気のいることなので、背中を推して欲しい時に「I am I」を聴いて欲しいですね」

ターニングポイントは高校2年生。先輩の言葉で一歩踏み出せた


Q.自身のターニングポイントとなった出来事を教えてください。
「大きなターニングポイントとなったのは高校2年生の時です。早く東京に出て有名になりたいと思っていて、学校に行く意味がないと1週間くらい不登校になった時期があったんです。その時期に話したことはなかったけど尊敬している先輩がいて、連絡して話を聞いてもらったことが今の活動に繋がっています。今すぐ東京に行きたいという私に先輩は「東京に出ても今のとうあになにがあるの?」と言われ、何も答えられなかったんです。先輩は「SNSで顔出してみたら?」とか「メイクが好きなら発信したら?」と的確なアドバイスをくれました。それまで自分の顔にコンプレックスがあり顔を隠して発信をしてましたが、この一歩を踏み出さないとなにも始まらないと思い、顔を出して投稿を始めました。すると周りの友達も「なんかいいね」って受け入れてくれて。そのおかげでYouTubeを始めてみようと思えたり、Instagramを本格的に頑張ろうと思えました。先輩は本当に恩人です。いまでもたまに連絡をとっています」

Q.その後東京に出てきて、環境や心境にどんな変化がありましたか?
「2020年3月に上京し、自分が憧れていた東京の街に住み始めて、YouTubeも軌道に乗り、いろんな友達にも出会えてすごく楽しかったのですが、東京にとても憧れていた反面、いざ住むと刺激が足りないと思い始めました。いままでは東京が最先端だと思っていたけれど、想像していた東京とはズレていた部分がありました。そこからはもっと欲が出てきて、海外に興味が湧いたり、自分が刺激を求めている場所の視野が以前より広がっています。
今は特にニューヨークに興味があります。SNSで情報を見漁ったりいろんな国に旅行に行ったり。音楽で海外に進めたらいいなと思っています」

Q.好きなアーティストや憧れの方はいますか?
「5歳の時、倖田來未さんのDVDを見てからずっと憧れています。母がファンで家でDVDが流れていて「この人になりたい!」と衝撃を受けました。人生で最初に最後に憧れた人です。今もエンパワーされていますし、昔のライブ映像もずっと見ていたり、大事な仕事前には倖田來未さんの曲を聞くようにしています。昔からリアーナも大好きで、最近だったらタイラが大好きでロールモデルですね」

Q.倖田來未さんのおすすめ楽曲はなんですか?
「思い出の曲は「恋しくて」です。倖田來未さんが妊娠から復活した時の曲で、私が最初に行ったライブで初披露されたのもあり、とても思い出深い曲です。元気をもらう曲は「come with me」と「Run For You Life」。恋愛の曲も好きで、特に「恋のつぼみ」とか「IN THE AIR」が好きです」

家に香水が50本以上!そんなとうあが今ハマっている香りは?


Q.ファッションの参考や好きなブランドは?
「ファッションもリアーナを参考にしてますし、ヘンリー・ビーバーも好きです。ブランドはDIESELも好きですし、最近だとバレンシアガやACNEにハマっています。スタイリストの友達と表参道や青山あたりのセレクトショップに行って買い物をすることが多いです」

Q.好きな香水を教えてください。
「今年の夏使っているのは、ACNEの「アクネ ストゥディオズ パー フレデリック マル」です。ACNEが初めて出した香水で、買い物に行った時におすすめされてひとめぼれしました。ダウニーっぽい香りでピーチも入っていて、男性ウケがいい香りです。ピーチは女性が一番輝く香りと言われていて、好きな香りの1つです。香水は気に入ったらずっと使うタイプで、一個前がTOM FORDの「ロストチェリー」を使っていました。空港で出会ったのですが、その場で買わずに飛行機に乗ったら忘れられなくて、日本に戻ったあとすぐ買いました(笑)。香水が大好きで、家に50本以上はあります。たまに気分で変えてみたりしています」

Q.いつも持ち歩いているアイテムがあったら教えてください!
「AirPods・鍵・財布・リップですね。リップはラネージュの「リップスリーピングマスク」のチューブタイプを持ち歩いています。チューブタイプは日本には販売していないので、旅行のときにSEPHORAで買い溜めして、4本くらい家にストックがあります。今使っているのはグレープで、一番好きなのはバニラです。唇が潤ってないと嫌なのでこれはマストアイテムですね」

Q.最近買って良かったものはありますか?
「バレンシアガのバッグです。一泊二日の移動にも使える大きめのバッグです。最近カバンにチャームをつけるのが流行ってるので、たくさんチャームをつけています。ハワイで買った焼けてるサンリオシリーズと、自分のブランドのキーホルダーに、韓国のブランドで買ったリボンのモチーフの大きめのキーホルダーなどじゃらじゃらとつけています。チャームが流行り出してからすごく好きになって、旅行にいくたびに買っちゃいます」

海外も視野に入れ、マルチな活動をしたい。色んな挑戦をする私についてきて!

 

Q.「GLITTER」にちなみ、”私にとってのグリッターなモノヒトコト”を教えてください。
「アイメイクですね。リアーナのコスメブランド「Fenty Beauty by Rihanna」のピンクのパールが入ったラメを瞼に塗ると気合いが入ります。鏡で見てキラキラしているとテンション上がります」

Q.日々やっているルーティーンや心掛け、大事にしていることがあれば教えてください。
「欠かさないのは朝起きて何も飲まない状態でビタミンCと酵素を入れることです。朝は時間があったら体を冷やさないために暖かいハーブティーを夏でも飲んだり、半身浴も夜に必ずしています。メイクはスチーマーを浴びながら落としたりと、ルーティーンが多いタイプです。美容のことをしている自分が好きで、苦がなくできるんです。美容に関してはXや TikTokでキャッチしたり、美容好きな友達と情報交換しています」

Q.今後の展望や目標、やってみたいことなどを教えてください。
「YouTubeがメインの活動になっているので、YouTubeだけやっているYouTuberと思われがちですが、色んなことに挑戦したいと思っています。歌もこれからたくさん出していきたいですし、海外でお仕事もしたいしアパレル以外にもプロデュースをしてみたいし、マルチな活動をしたいですね。人生計画プランはスタートダッシュを切ったばかりです!」

Q.最後にファンの方にメッセージをお願いします!
「活動を初めて4年経ちますが、他のクリエイターと比べたら不定期に動画が上がるし、ただ喋っているだけの動画なのにそれが良いと言ってくれる方がたくさんいて、ありのままの私を受け入れてくれる素敵な方々がファンでいてくれて私自身救われることがたくさんあります。これからもどんどん色んなことに挑戦していく私に、ついてきてね!」

PROFILE

とうあ

性別にとらわれない自由なビジュアル・考え方と、個性的な動きや発言で10代を中心に絶大な人気を誇る。とうあが発信した「おはようでやんす」は 2020年~2021年と連続して若者トレンドワードに選出。さらに2021年「JC・JK 流行語大賞」のコトバ部門で「きまZ」が1位、ヒト部門で「とうあ」が5位に選ばれ2冠を果たす。また、メイクを得意としているとうあがYouTubeに投稿した「毎日メイク第2弾オカマがブスからましなぶすへ」の動画は異例の再生回数1600万超え。2022年7月にはチャンネル登録者数が100万人を突破。2023年よりアパレルブランド「BG」のクリエイティブディレクターを務めるなど、マルチに活動中。2024年上半期Z世代が選ぶトレンドランキングYouTuber部門3位。7月26日には自身で作詞も手掛けた新曲「I am I」とMVをリリース。

■リリース情報

Toua「I am I」
2024年7月26日(金)リリース


2022年にデジタルシングルリリースした「若者」に続く2曲目の楽曲となる「I am I」は、ありのままの⾃分を愛する”Toua”が表現する⾃⼰肯定ソング。キャッチーなメロディと⼼地よいサウンドに、多様性や個性を尊重するメッセージが込められた、聴くたびに元気を貰える楽曲になっている。

https://lnk.to/IamI_Toua

Photograph:Takeshi Hanzawa(GLASSLOFT)
Hair&Make-up:Minako Suzuki(GLASSLOFT)
Styling:Chisaki Goya
Interviewer:Saho Maeta
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