2022年にデビューし、2nd配信シングル『わたしの一番かわいいところ』のスマッシュヒットにより瞬く間にスターの階段を駆け上がったFRUITS ZIPPER（通称ふるっぱー）。

SNSで度々モンスター級のバズを巻き起こし、第65回日本レコード大賞では最優秀新人賞を受賞。結成2周年で日本武道館公演2DAYSを成功させるなどまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの7名が、9月18日に2ndシングルCD『NEW KAWAII/フルーツバスケット』をリリースする。本記事では、月足 天音さん、松本 かれんさん、早瀬 ノエルさん、真中 まなさんに、パーソナルな部分にフォーカスした8つの質問を聞く。

Q.小さい頃に好きだったおとぎ話やアニメ、マンガは何？
月足 天音「日本昔話。特に好きなお話は雪女と耳なし芳一です」

真中 まな「ずっと観ていたのはディズニー。白雪姫とか眠れる森の美女って、動物たちに見守られながら眠るじゃないですか。それに憧れて、ぬいぐるみをベッドの周りに置きまくって、その真ん中に入って倒れるっていう一人遊びをしていました。残念ながら、誰もキスしにこなかった……」

松本 かれん「きらりん☆レボリューション。久住小春ちゃんのCDやDVDも全部揃えるくらい大好きで、アイドルになってから曲もカバーしました！」

早瀬 ノエル「ディズニーのアリエルやラプンツェルがだーいすきでした。ラプンツェルに関してはハマりすぎちゃって、ホームセンターとかに売っている黄色のプラスチックのテープを髪の毛に付けて、それで学校の校庭を走り回っていました」

Q.小さい頃の夢は何だった？
月足 天音「レッサーパンダの飼育員。小学生の頃に“10代はこう、20代はこう”って未来予想図を書いたんですけど、歌手になるとか上京するとか、レッサーパンダの飼育員になる以外は全部叶っています。あとは50〜60代でお好み焼き屋さんを開いたら全て予想図通り！」

真中 まな「中学生の頃はアイドル、高校生からはディズニーのダンサーになりたかったです。なのでいろんなテーマパークでライブしたり、歌番組でキャラクターと踊ったりするのが今の夢です」

松本 かれん「夢は特になかったと思っていたんですけど、幼稚園の卒アルに“将来の夢はコンビニのお姉さん”って書いてありました（笑）。1回コンビニのアルバイトをやったことがあるので、夢叶いました！」

早瀬 ノエル「スチュワーデスとパティシエ。表舞台に出るのも好きだったので芸能のお仕事もできたらいいなと思いつつ、当時は現実的じゃないなって思っていました。昔は絶対無理だと思っていた職業に就けて、生きていてよかったって思います」

Q.「朝型」「夜型」どっち？　好きな過ごし方は？
月足 天音「夜型。基本的にダラダラしてドラマを観たり、たまに自炊をしたり。Tik Tokを観ていたら夜中になっちゃって“やばい、明日朝早いんだった！”みたいなことが結構あります」

真中 まな「夜型。大体はドラマを観ていて、今は韓ドラの『ペントハウス』にハマっています。あと最近、近所に仲のいい友達が住んでいることが発覚して、ここ半年くらいはよく友達と会っています」

松本 かれん「夜型。帰ってダラダラしながらママとめっちゃ語って、気付いたら夜中になってるのはあるある。最近はノエちゃんと夜によく電話しています」

早瀬 ノエル「夜型。テレビで何か観ながら携帯をまったり見たり、何かつまんだり。昨日はまつかれと3時間電話しました。わたしから電話したけど、夜中の3時になったから“もう寝ようよ〜”って言って切りました（笑）」

Q.今一番お気に入りの曲は？
月足 天音「美波さんの『ブルーグラス』。移動の時とか、イヤホンを付けたら1発目に流します。今一番聴いていて落ち着く曲です」

真中 まな「『ひみつのアイプリ』がすごく好きで、アイプリの曲を聞くとすごく元気が出ます！その中でも『ムテキDUOエナジー』という曲が大好きでよく聞いています！」

松本 かれん「ME:Iさんの『Click』。TSUZUMIちゃんが推しで、ME:Iさんの曲をよく聴いています」

早瀬 ノエル「ずっと真夜中でいいのに。というアーティストさんが大好きで、この間同じフェスに出た時は、自分たちの出番が終わってから6時間くらい待って観に行きました。ずとまよさんの曲はどれも本当に大好きだけど、『嘘じゃない』を最近はよく聴いています」

Q.オリジナルソロ曲はそれぞれどんな曲？
月足 天音「『月の音』という曲なんですが、ぜひ歌詞に注目して聴いてほしいです。今回、作詞作曲をしてくださったのが、父のお友達で同郷の方なんです。父がわたしの生い立ちなどを作詞作曲チームに送った上で作ってくださった歌詞なので、今までの記憶や思いが深く盛り込まれているんです。ずっとご一緒したかった方たちと作れた念願の曲なので、自分としてもすごく思い入れがあります」

真中 まな「『マナカマナカマナ』という名前がそのままサビになっている曲で、AメロやBメロではわたしが今までやらかしてきたことをひたすら述べています。やらかしたことを“マナカマナしてるね”とよく言われるんですけど、そういうミスや辛いことなど、NEW KAWAIIまではいかないかわいくないものも“マナカマナ”として消化できたら、誰かの救いにもしかするとなれているのかもしれないと思いながら歌っています」

松本 かれん「『すーぱーかれんたいむ』は、曲を作り出す前に、まず作曲家さんとプロデューサーの木村ミサさんとみんなで打ち合わせをしました。そこで口癖とかツインテールとか、“まつかれと言ったらコレ！”みたいなのをいっぱい出し合って歌詞にしてくれた楽曲になっています。わたしらしさがいっぱい詰まっている一曲です」

早瀬 ノエル「『末っ子パラドックス』という、“グループ最年少”をテーマにした曲です。ロックテイストもありつつ“お姉ちゃんが〜”みたいな感じのかわいらしい歌詞の曲なんです。普段はあまりそういったかわいらしい曲は得意じゃないので、わたし的には結構挑戦してみた一曲です」

Q.ユニット曲はそれぞれどんな曲？
月足 天音「わたしのユニット曲は、『ぴんきーれっど！』という松本かれんとの楽曲です。わたしたち、普段もよく空き時間とかに喋ったりじゃれ合ったりするんですけど、その日常が詰め込まれた曲になっています。サビ以外は振り付けもフリーで、喧嘩してボコボコにし合うような振りを楽しみながらやっています」

真中 まな「『天真爛漫』は、“ファンのみんなと踊れる振り付けにしよう”と振り付け師さんと一緒に考えた曲で、サビでは自由に動き回ってみんなの近くで踊ったりしています。あと珍しくダンスブレイクのある曲なので、そこも注目ポイントです」

松本 かれん「『ぴんきーれっど！』は月足とのやりとりに注目してほしいです。最初にもらった歌詞があまり自分たちっぽくなくて、『こういう風にした方がうちらっぽいです！』とかって2人で伝えました。例えば最初は“かれんたん大好き”みたいな歌詞があったんですけど、『月足はこんなこと言いません！』って（笑）。わたしたちの意見を織り交ぜてもらったら、ちゃんと喧嘩っぽくなりました！」

早瀬 ノエル「瑠夏と2人で歌った『Bye-Bye』は、曲調も歌詞も振り付けも大人っぽくて、FRUITS ZIPPERには今までなかったような楽曲です。瑠夏がメインで歌って、わたしがゴリゴリにラップするという、最年長と最年少が組んでカッコよくパフォーマンスするところが気に入っています」

Q.KAWAII LAB.の中で注目している／もっと仲良くなりたいメンバーは誰？
月足 天音「いっぱいいる！　けど、あえて1人あげるとしたらCUTIE STREETの川本笑瑠ちゃんです。一言で言うと、ガチで尊いです。超いい子で、謙虚で、パフォーマンス中も喋っている時もかわいくて、探しても欠点が見つかりません。この間デビューライブをステージ裏のモニターで観ていて、人って尊く感じると本当に涙が出そうになるんだって実感しました。大天使！」

真中 まな「SWEET STEADYの白石まゆみちゃん。4月頃からまゆみちゃんがずっとノースリーブを着ていたので、“いつも袖ないね”って言ったんです。そしたらそれ以降絶対に袖のあるお洋服を着てきていて、マネージャーさんに“もしかしてわたしが言ったからかな”と聞いたら“そういうのアドバイスだと思って受け取る天然な子なんだよね”って言われて。それで次会った時に“袖がなくてもかわいいよ”と言ったらまたノースリーブを着始めたんです。本当に素直でかわいい子だなと思って、仲良くなりたいです」

松本 かれん「CANDY TUNEのこっちゃん（立花琴未）。前まであまり喋ったことがなかったけど、この前の関コレの時に新幹線とかでずっと隣にいて仲良くなれました。それまではこっちゃんに敬語を使われていたけど、その頃からタメ口で話してくれるようになって嬉しいです！（他のメンバーから「タメ口いいな〜」との声）」

早瀬 ノエル「SWEET STEADYの山内咲奈ちゃん。KAWAII LAB.の中で一番歳が近くて、グループの最年少同士で、どっちもメンバーカラーが黄色なんです。この間ファーストワンマンライブを観にいったんですけど、すごくかわいくて気付いたら目で追っている自分がいました。もう友達だけど、もっと仲良くなりたいなって思います」

Q.あなたにとって“GLITTER”なものは何？
月足 天音「アイドル。自分がアイドルになる前からわたしはアイドルオタクで、今もアイドルはキラキラしている存在です。なので……笑瑠ちゃんがGLITTERかな（笑）」

真中 まな「恥ずかしいんですけど、友達。よくバドミントンを友達とするんですけど、バドミントンをしているだけで爆笑できちゃいます。友達とおしゃべりしたりたこ焼きパーティしたり、そういう時間が癒しになっています」

松本 かれん「FRUITS ZIPPER。キラキラしていて、みんなをいっぱい元気にさせるから！」

早瀬 ノエル「お洋服。わたしは異常なくらいに自分に自信がないんですけど、かわいいお洋服を着たらちょっとだけニコニコしながら外を歩けるかなって気持ちになります。お洋服はわたしを強くしてくれます」