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2026.03.26

海・湖・祈りと食を巡る旅へ。越山若水の地、若狭へ。

「福井」と聞いて、何を思い浮かべますか?

恐竜?グルメ?それもいいけど、今回推したいのは、“水”。

実は敦賀・若狭エリアは、海・湖・川すべてが揃う“水の宝庫”。しかもこの“水”が、景色・文化・食すべてにつながっています。

今回巡ったのは、敦賀・若狭をめぐる1泊2日旅。東京からは北陸新幹線で敦賀まで約3時間。乗り換えなしでアクセスできるのも嬉しいポイント。

港→湖→神社→グルメまで、“水”をテーマにしっかり満喫できるコースなのに意外とコンパクトに回れるのもポイント。週末旅にもぴったりです。

 

港町・敦賀からスタート

まず訪れたのは敦賀。日本海に面した港町で、昔から人やモノが行き交う拠点でした。
そんな敦賀で立ち寄ったのが、赤レンガ倉庫。ここで見られるのが、昔の敦賀の街並みや港を小さな世界に閉じ込めたような「ジオラマ」。船が動き、街に明かりが灯るその様子は、想像以上にリアルに再現されている。

ただ見るだけじゃなくて、“当時の雰囲気を体感できる”のが面白いポイント。普通に見入ってしまうクオリティでした。

◼︎敦賀赤レンガ倉庫
住所:福井県敦賀市金ケ崎町4-1
アクセス:敦賀駅から車で約10分
 

湖なのに色が違う?三方五湖

次に向かったのは三方五湖。水質や水深の違いで湖ごとに色が異なることで有名な場所ですが…
今回のクルーズで印象的だったのは、むしろ“船”。乗ったのは、電気で動くクルーズ船。エンジン音がほとんどなくて、びっくりするくらい静か。水の音と風だけが聞こえる、ちょっと特別な時間。

派手な演出はないけど、その分、自然をそのまま感じられる体験でした。

◼︎三方五湖レイクセンター
住所:福井県三方郡美浜町早瀬24-4-1
アクセス:敦賀駅から車で約30分
 

湖のあとは、若狭の宿へ

三方五湖をあとにして、この日の宿へ。今回宿泊したのは、若狭・阿納にある民宿「ひろた」。

海のすぐ近くにあって、いわゆる“漁師町”なロケーション。実はこの宿、自分たちでふぐを養殖しているのが特徴。育てた魚をそのまま提供しているスタイル。

刺身・焼き・揚げ・てっちりまで、ふぐをしっかり食べ尽くす。しかも、朝ごはんにもふぐが登場。ここまでふぐを食べる機会、なかなかないですよね。

◼︎ひろた
住所:福井県小浜市阿納9-1
アクセス:三方五湖から車で約50分
 

実はすごい、若狭の“祈り文化”

続いて訪れたのは、小浜市の若狭神宮寺。
ここは「お水送り」という行事で知られる場所。今回は祭りではなく、住職から直接お話を聞くことができました。
これがかなり面白くて。若狭の水が奈良の東大寺へとつながっていること。その文化が1300年以上続いていること。そしてもうひとつ印象的だったのが、ここが“神仏習合”の場所だということ。

神社とお寺の考え方がひとつになって、祈りの文化が続いてきたそうです。教科書では出てこない話を、リアルな言葉で聞けるのが新鮮。

観光というより、“ちゃんと知る体験”という感じでした。

◼︎神宮寺
住所:福井県小浜市神宮寺30-4
アクセス:小浜駅から車で約15分
 

暦ってなに?意外と知らない時間の話

そのあと訪れたのが「暦会館」。
正直、「暦」ってあまり意識しないけど、昔の人にとってはかなり大事なもの。簡単に言うと、季節や生活のタイミングを決めるルール。いつ種をまくか、いつ収穫するか。そういう基準になっていたものです。この地域は陰陽道とも関わりが深く、その文化が今も残っています。

少し難しそうに聞こえるけど、展示はわかりやすくて意外と面白い。“時間の考え方”って、こんなに違うんだと気づかされる場所でした。

◼︎暦会館
住所:福井県大飯郡おおい町名田庄納田終111-7
アクセス:神宮寺から車で約50分
 

水がいいと、食も変わる

旅の楽しみといえば、やっぱりごはん。
観光施設「UMIKARA」では、マーケットで選んだ魚を、水槽から引き揚げてその場で捌き、食堂で食べられるスタイル。若狭湾の魚を新鮮なまま味わえるのも、魅力のひとつです。

食堂では海鮮丼や漬け丼、ラーメンなど、気軽に楽しめるメニューも揃っています。

◼︎UMIKARA
住所:福井県大飯郡高浜町塩土5-1
アクセス:暦会館から車で約40分
 

「熊川葛」という伝統食材

さらにもうひとつ。「熊川葛」という伝統食材の製造工程見学も体験。
何度も水で洗って作られる、とても手間のかかる食材です。口に入れると、すっと溶けて、あとにほんのり甘さが残る。

周辺には、熊川宿の街並みが広がっていて、葛を使った料理や和菓子を楽しめるお店も点在。今回立ち寄った「まる志ん」では、葛を使ったさまざまな料理を味わうことができます。

◼︎熊川くず生産組合
住所:福井県三方上中郡若狭町熊川12-2
アクセス:UMIKARAから車で約50分
 

水でつながる、若狭の魅力

海、湖、祈り、そして食。バラバラに見えるけど、全部“水”でつながっている。実際に巡ってみると、「なるほど、そういうことか」ってなるはず。

自然が好きな人はもちろん、ちょっと落ち着いた旅がしたい人にもおすすめ。

次の旅先に、若狭。いかがでしょうか。

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