上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

全世界から注目を集める第5世代K-POPグローバルボーイズグループZEROBASEONE（ゼロベースワン）が、3月20日に待望の日本デビューを果たした。それを記念し、3月23日、24日に日本初のファンコンサート「2024 ZEROBASEONE FAN-CON IN JAPAN」をKアリーナ横浜にて開催。リリースしたばかりの日本デビューシングル「ゆらゆら –運命の花-」や、ヒット曲「In Bloom」「CRUSH」の日本語バージョンを披露したほか、official髭男dismのカバーやゲームコーナーなど、多彩な内容で日本のファンを楽しませた。本記事では、3月23日に行われた初日の様子をレポートする。

ZEROBASEONは、グローバルボーイズグループデビュープロジェクト『BOYS PLANET』から誕生した第5世代K-POPボーイズグループ。リーダーのSUNG HAN BIN（ソン・ハンビン）、KIM JI WOONG（キム・ジウン）、ZHANG HAO（ジャン・ハオ）、SEOK MATTHEW（ソク・マシュー）、KIM TAE RAE（キム・テレ）、RICKY（リッキー）、KIM GYU VIN（キム・ギュビン）、PARK GUN WOOK（パク・ゴヌク）、HAN YU JIN（ハン・ユジン）の多国籍メンバー9名で構成される。

昨年7月に韓国でリリースしたデビューアルバム「ZEROBASEONE The 1st Mini Album『YOUTH IN THE SHADE』」は200万枚以上を売り上げ、ダブルミリオンセラー達成という鮮烈なデビューを果たした。続く「ZEROBASEONE The 2nd Mini Album 『MELTING POINT』」は、初週売上だけで213万枚を突破。デビューから2作連続ダブルミリオンセラーというK-POPアーティスト史上初の快挙を達成し、韓国のあらゆる授賞式で新人賞を総なめにしている。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

そんなZEROBASEONの日本初ステージは、天蓋のようなカーテンの中で、華麗に踊るメンバーのシルエットが映し出される演出からスタート。幕が開けると、黒いスーツ衣装に包まれた王子様のようなビジュアルの9名が登場。大歓声の中始まったのは、YouTubeの「THE FIRST TAKE」動画でも話題となった「In Bloom（Japanese ver.）」。完璧に揃ったダンスと疾走感溢れるステージに、会場のボルテージは一気にマックスに。

続いて、クールな表情で「Take My Hand」を披露。ソン・ハンビンとジャン・ハオによる間奏のダンスからの、迫力ある大サビに会場は大盛り上がり。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

幕開けから最高のステージを見せたメンバーに大歓声が送られる中、一人ずつ流暢な日本語で挨拶。

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ソン・ハンビン「本当に夢を見ているようで胸がいっぱいです。ついに皆さんにお会いできて幸せです」

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キム・ジウン「皆さんこんばんは。今日はとても嬉しいです。皆さん叫んで〜！」

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ジャン・ハオ「温かい歓迎をありがとうございます。今日は一緒にいい思い出を作りましょう」

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ソク・マシュー「今日は楽しい時間を過ごしましょう。サランヘヨー！」

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キム・テレ「今日の最後の瞬間まで、幸せな時間をお届けします」

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リッキー「すごい歓声ですね。皆さんに負けないように僕も頑張ります」

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キム・ギュビン「やっと日本のZEROSE（ファンネーム）に会えてとても幸せです。皆さんも幸せですか？」

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パク・ゴヌク「叫べ〜！　最後まで走る準備はいいですね？」

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ハン・ユジン「春分の日に生まれた男なので、春のように温かい時間をお届けします」

誕生日を迎えたばかりのハン・ユジンの挨拶の後には、会場の全員で「センイルチュッカヘ〜！」とお祝いする心温まる一幕も。また日本訪問で楽しみにしていたことを聞かれると、「ZEROSEに早く会いたかった」（キム・ジウン）、「それが一番です！」（パク・ゴヌク）と嬉しげにコメント。一方ジャン・ハオは「日本の食べ物を食べたいです！」、リッキーは「Yesterday すき焼きを食べました」と、日本滞在中の楽しみを笑顔で話した。

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和やかなMCの後始まったのは「CRUSH（Japanese ver.）」のステージ。代表的ナンバーというだけあって、ZEROSEの掛け声もバッチリ。間奏のダンス終わりに爆発音が起こるなど大きな盛り上がりを見せながら、見事なカル群舞を披露した。

一度メンバーがはけると、モニターには特別映像が流された。王座に座るリッキーや、バスケ選手に扮したパク・ゴヌクなど、それぞれのキャラクターに合った格好をするメンバーにファンからは歓声が上がる。動画内では、それぞれが自身の魅力や今の心境を語っており、メンバーがステージにいない間もファンを楽しませる工夫が満載だった。

その後、春らしいカラフルなカジュアルルックに着替えたメンバーが再び登場。先ほどまでのステージとは打って変わり、「New Kidz on the Block」を笑顔でポップに魅せる。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

続いて、メンバーの仲の良さを存分に見ることができるゲームコーナーがスタート。ソク・マシュー、リッキー、パク・ゴヌクのチーム、キム・テレ、キム・ギュビン、ハン・ユジンのチーム、ソン・ハンビン、キム・ジウン、ジャン・ハオのチームにそれぞれ分かれて、スゴロク式にゲームミッションを行なう。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

K-POPジェスチャークイズでは、キム・テレ、ハン・ユジンがジェスチャーしてキム・ギュビンが当てるという役割に。Stray Kidsの「Back Door」やBLACKPINKの「Kill This Love」など、オーディションでパフォーマンスした曲も多く、2人が踊るたびに会場は大盛り上がり。またBOYS PLANETチャンレンジでは、ソク・マシュー、リッキー、パク・ゴヌクが「Over Me」のダンスを披露。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

そのほか、ソン・ハンビンとキム・ジウンがジャン・ハオに「あーん」でグミを食べさせるなどかわいらしい表情を見られるゲームが続き、最終的にはソク・マシュー、リッキー、パク・ゴヌクのチームが優勝。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

リッキーの「We are the champion〜♪」のアカペラ歌唱でこのコーナーは締めくくられた。

その後のステージ「MELTING POINT」では、写真と動画がOKという嬉しいサプライズが。客席の間から登場したメンバーは、ファンと手でハートを作るなど超至近距離でファンサをしながらパフォーマンス。続く「Kids Zone」も客席の間を通りながらパフォーマンスし、センステに辿り着くとスタンディングマイクを使ってカッコ良く歌い上げた。

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続いて始まったのは、Official髭男dism「I LOVE…」のカバー。イントロがかかると、会場からは驚きと興奮のざわめきが。流暢な日本語で美しい高音を響かせ、「この曲の歌詞がZEROSEに対する思いにぴったりで、僕たちが選曲しました」とソン・ハンビン。この日のために準備された特別なステージに、ファンはうっとりと聞き惚れた。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

そして、一人一人が挨拶をした後日本デビューシングルの「ゆらゆら –運命の花-」をパフォーマンス。春のときめきを感じさせるような力強くポップなナンバーが、会場を多幸感で包み込む。天井からは蝶々型の紙がふわふわと舞い落ちてきて、幻想的な美しい空間が生み出された。

その後、アンコールが始まるまでの暗転中、ファンの間から誰からともなく「ゆらゆら –運命の花-」を歌い出す声が。温かく感動的な時間がしばらく流れた後、「Here I am」のイントロとともにメンバーが登場。白Tにジーンズの個性のある衣装で、ステージの端から端まで走りながらパフォーマンス。続く「Jelly Pop」もパワフルかつチャーミングに披露した。

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

最後に、一人一人がファンに向けてコメント。

ソン・ハンビン「今日は幸せな時間が過ごせましたか？　ZEROSEのおかげで、僕たちいい思い出をたくさん作れました。本当にありがとうございます。これからも頑張りますので楽しみにしていてください。また会いましょう！　ZEROSEの皆さんのことが大好きです」

キム・ジウン「ZEROSE、本当に綺麗ですね。今日は来てくれて本当にありがとうございました。ZEROSEのためにこれからも一生懸命頑張ります。今日も皆さんに本当に支えられていました」

ジャン・ハオ「今日は来てくださって本当にありがとうございました。僕たち本当に頑張って準備しましたが、今日楽しかったですか？　また会いましょう。大好き！」

ソク・マシュー「ZEROSEの皆さんのおかげで僕たち日本デビューできました。ずっと思い出に残るようなファンコンを一緒に作ってくれてありがとうございました。愛しています。これからもっと頑張りますのでよろしくお願いします。I love you！」

キム・テレ「ZEROSEの皆さん！　本当に幸せでした。ありがとうございます」

リッキー「本当に名残惜しいですね。さっきバックステージで皆さんが僕たちの歌を歌ってくださっている姿を、その瞬間全てを、僕たちの心に刻みました。本当に美しい歌声でした。ZEROSEの皆さん、本当に大好き」

キム・ギュビン「愛してる〜！　ZEROSEの皆さん、今日楽しかったですか？　本当に幸せです。皆さんの応援に僕たちの愛で応えていきたいと思います」

パク・ゴヌク「応援してくださる皆さんのおかげで、僕たちZEROBASEONEがいます。今日僕は幸せですけど、皆さん幸せでしたか？（「はい！」という声援を聞いて）よかった♡ 本当にありがとうございました」

ハン・ユジン「いい思い出が本当に多いです。お姉ちゃん、大好きです♡」

上山陽介 (C)WAKEONE /  LAPONE Entertainment

それぞれの愛のこもったメッセージの後、ラストナンバーの「Our Season」がスタート。ステージの上から愛おしそうに客席を眺め、端々までファンサをしながら歌う9人。紙吹雪の舞う中、感動的な歌声と景色に包まれながら本公演は幕を閉じた。

日本での初単独ファンコンサートながら、ZEROBASEONEとZEROSEの深い繋がりを改めて確認することとなったこの日。最高のビジュアルとスキル、そして多彩な個性を誇る9人がこれからどんな景色を見せてくれるのか、その活躍に今後も注目したい。