2021.08.17

女性の不調に香りからアプローチ! アロマのパワーでホルモンバランスを整えよう【モデル大桑マイミ×美容アロマアドバイザー近田梨絵子】

20~40代の女性特有の悩みとしてよく耳にするのが、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)、プレ更年期といった“女性ホルモン”にまつわるワード。
そんなホルモンバランスの不調を整えるなら、植物のパワーが凝縮したアロマ(精油)によるセルフケアを取り入れてみるのもひとつの手。アロマの香りは嗅覚を通じて脳に届き、自律神経やホルモン分泌を促す視床下部や下垂体に働きかけてくれるのだそう。
そこで今回は、美容アロマアドバイザー/調香デザイナーとして活躍する香りのプロ、近田梨絵子さん(※写真右)が、女性のライフスタイルをサポートしてくれるアロマについてレクチャー。アロマコーディネーターの資格を持つモデル、大桑マイミさん(※写真左)とトークをしながら、お2人がホルモンバランスを整えるために使用しているアロマや、アロマの日常での取り入れ方についてご紹介いただきました。

PROFILE

美容アロマアドバイザー/調香デザイナー
近田梨絵子さん

「創る人も、纏う人も、幸せな香りで満たされる」をコンセプトに、本物の天然精油のみを扱い、一般向けに調香レッスンの開催や、調香のプロの育成を行う傍ら、国内外でアロマ空間演出、香りのオーダーメイド、ブレンドアロマの販売などを行う。JOAA日本オーガニックアロマ協会代表でもある。
HP:https://www.via-aroma-rieko.com/
Instagram:@via.aroma.rieko

PROFILE

モデル
大桑マイミさん

数々の女性ファッション誌でレギュラーモデルとして活躍。結婚・出産を経て、プライベートでは2児を育てるママ。ヨガやゴルフ、ピラティス、アロマなど多趣味が興じ、アロマコーディネーターや野菜ソムリエの資格を取得。
Instagram:@maimiokuwa

生理前のザワつく気持ちをニュートラルにしてくれる香りは?

近田さん(以下、近田):女性ホルモンは私たちが健康や美しさをキープするうえで欠かせませんが、実はとてもデリケートで、ストレスや偏った食生活、運動不足、睡眠不足などの影響ですぐにホルモン分泌が乱れてしまうものなんです。特に今は、長引く自粛生活と過酷な暑さが重なって、いつも以上にストレスを感じている人が多いように感じます。そんな中で、大桑さんはモデルの仕事と子育てを両立しながら毎日を忙しく過ごされていますが、体調や精神面で気になっていることはありますか?

大桑さん(以下、大桑):生理前になると、やっぱりイライラのスイッチが入りやすくなるかもしれません。特に子どもと向き合っているとき、自分の忍耐のなさに気づくことがあります。気持ちが焦っているせいで、つい子どもの行動を急かしてしまったり。

近田:そういう気持ちがザワついて落ち着かないときは、私はベルガモットをおすすめしています。甘さとほろ苦さがある柑橘系の香りで、大人の女性から人気が高い香りです。神経のバランスを整えて気分を前向きにしてくれるので、“天然の抗うつ剤”とも呼ばれているんですよ。精油を1.2滴垂らしておいたティッシュやハンカチをポケットに入れておけば、子育て中でもさっと取り出せて便利です。

大桑:柑橘系の爽やかな香りは、やっぱり気分をリフレッシュしたいときにいいですよね。日常でも慣れ親しんでいる香りだから、嗅ぐとすごく落ち着きます。あと、私は体調問わず愛用している香りがいくつかあって、そのひとつがゼラニウムなんです。ゼラニウムの精油をホホバオイルに混ぜて、それでボディケアをするとすごくリラックスできます。

近田ゼラニウムの香りにはホルモン分泌を調整する作用があるので、その香りを欲するということは、やはり無意識にホルモンバランスを整えようとしているのかもしれませんね。あと、ゼラニウムはストレス性の湿疹やニキビケアにも役立つ香りなので、大桑さんのようにホホバオイルに混ぜてボディケアやスキンケアに取り入れる使い方は大正解だと思いますよ。しかも、ホホバオイルはあらゆる肌質に使えて価格もお手頃、保存期間も長いので、精油を希釈する植物オイルとして使い勝手抜群です。

 

精油で手持ちのスキンケアクリームがリッチに大変身!

大桑:実は私アトピー持ちなんですけど、ホルモンバランスが崩れてイライラしたりカッカしたりすると肌にかゆみが起きることがあるんです。だからそういうときは、湿疹やかゆみ、炎症などを緩和してくれる作用があるといわれているカモミールジャーマンを精製水に混ぜた即席ローションを作ることもあります。それを炎症している箇所にパシャパシャっとかけて肌を鎮静させるんですけど、カモミールジャーマン単体だと独特の香りがどうしても気になってしまって……。

近田:そうですね、カモミールジャーマンの香りは好き嫌いが分かれるかもしれません。でも、ローズオットーの精油とブレンドするとすごくいい香りに変身するんですよ。それを無香料の保湿クリームに数滴垂らせば、超リッチなフェイスクリームの出来上がり! 私はこれを毎日スキンケアで愛用しています。古来から“愛と美”の象徴とされてきたローズオットーは女性性を高め、多幸感と安心感を与えてくれます。ストレスを緩和して女性特有の症状を和らげてくれるので、ホルモンケアにはまさに最高の香りです! ただ、とても高価な精油なので、手に入れづらい場合はゼラニウムやパルマローザで代用するのもOKです。

大桑:スキンケアでその使い方は新発見かも! 私も早速真似してみます(笑)。

 

フレッシュなレモンとミントで、PMSによる頭痛や眠気を緩和

近田:女性は産前・産後でも大きく体質が変化したりしますが、大桑さんはどうでしたか?

大桑:2人目を出産してから、生理前に頭痛がするようになりましたね…。それまでは頭痛を感じることなんてなかったのに。

近田PMSによる頭痛や、首や肩の凝りから生じる緊張型頭痛の緩和にはペパーミントが有効です。ただ刺激が強いので、使用する際は植物オイルで希釈することをおすすめします。それを、首やこめかみに塗りこむようにマッサージしてみてください。オイルが手元にない場合は、ミントを垂らした水にタオルを浸して、それを湿布のように首の後ろに貼るだけでも◎です。

大桑:私は朝起きて、鼻の調子が悪いなと感じたときにもミントを愛用しています。レモンとブレンドして、ポットに垂らして香らせるのがお気に入りです。

近田レモンの爽快な香りは、脳への血流を促して気分をシャキッとさせてくれるので、まだ眠気が残る朝にはぴったりですよね。また、生理中に感じる、仕事に支障が出るぐらいの眠気にもレモンの香りは効果的です。記憶と集中力を高めてくれる働きがあります。

大桑:私は生理前になるとまさに強烈な眠気に襲われるタイプで……。本当はもっとアグレッシブに動きたいのに体がゆうことを聞いてくれないということがあります。でも、眠いならもっとゆっくり過ごせばいいじゃんとも思うんですよね。なのに、生理前や生理中はやっぱり気持ちが急いでしまって、アレもやらなきゃコレもやらなきゃって自分で自分を追い詰めてしまう。そんなふうに思考が先走ってしまうのを、香りでうまくコントロールできたらなと思うんですが……。

近田:なるほど。では、大桑さんのお悩みに合うオリジナルアロマを調合してみましょう! これから、さらにいくつか質問をして、大桑さんの今の心理状況や体調、香りの好みなどを分析します。その結果から、今の大桑さんのココロとカラダにフィットするブレンドレシピを作成しますね。

大桑:わっ、楽しみ! 香りのオーダーメイドですね!

ホルモンバランスが乱れたときの、こんな症状にはこのアロマ!
生理前〜中の気分のイライラ→ベルガモット、ゼラニウム
精油を垂らしておいたティッシュやハンカチをポケットに忍ばせておいて、イラッとしたしたら香りを嗅いでいつでもリフ レッシュ。
肌荒れ→カモミールジャーマン、ゼラニウム
植物オイルや、無香料の保湿クリームに混ぜて気になる部分をケア。植物オイルは最も使い勝手のいいホホバオイルがおす すめ。
女性特有のお悩み全般→ローズオットー
女性性を高め、多幸感と安心感を与えてくれる香り。無香料の植物オイルやクリームに混ぜてスキンケアに利用したり、お 風呂に垂らしたりして芳香浴を楽しんでも◎。
頭痛→ミント
 精油を植物オイルで希釈して、こめかみや首、肩をマッサージ。
仕事中の眠気、集中力の低下→レモン
デスクにポットを置いて香りを拡散させる。もしくは精油の瓶を直接嗅いでも◎。

 

⏩続きの後編は8月20日(金)公開


 

香りには、自分ではコントロールできない自律神経を調整しくてくれる作用があります。つまり、アロマを上手に利用すれば、現代女性のココロとカラダに寄り添ってくれるホルモンケアアイテムとなりえるのです! 

ココロとカラダの不調から解放されて、より自由に、自分らしく生きていくためのひとつのツールとして、ぜひ自分にフィットする香りを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか? 

次回の後編では、近田さんによるアロマコンサルテーションの内容と、オーダーメイドアロマのレシピから、大桑さんの今のココロとカラダの状態をひも解いていきます!

 

【アロマの注意事項】
※アロマセラピーは「治療」ではありません。本サイトでは、健康や美容に役立つ様々なアロマセラピーの利用法や精油の使い方を紹介していますが、それらは「予防」や「改善」のために行うものであり、「治療」を目的として行うものではありません。
※精油は医薬品ではありません。
※顕著に症状が出たり日常生活に支障があったりするようであれば、我慢せずに婦人科の診療を受けてください。
※本サイトの著者および運営社は、精油を使用して生じる健康上の問題に対する法的責任を認めるものではありません。また一切の損傷や負傷などについての責任は負いません。

Photo Yusuke Ikuta/Edit&Words Yuki Kimijima

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