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2022.05.30

The Words from Transformers 変わりたいあなたの背中を後押し!トランスフォーマーたちの格言part1

「変わりたい!新しい自分になりたい!」という願望を抱きつつも、ためらいや不安から、なかなかその一歩を踏みだせない人もいるのでは?そんなあなたに向けて、見事なトランスフォームを遂げた著名人たちの格言を2回に分けてお届け。さまざまな葛藤や困難を乗り越えた彼女たちの言葉から、勇気をもらって。

 

井上咲楽(いのうえさくら)

眉毛カット後はぐっと大人の表情に。

何もしないまま何も変わらないことのほうが怖かった

太眉は自分自身のアイデンティティの一部だったし、それでお仕事をいただくこともあったので、剃ってしまうことに対してもちろん不安はありました。でも、芸能界でなかなかブレイクしきれず、停滞したままの自分でいることのほうが圧倒的に怖かった。だから、番組で「眉毛剃りませんか?」とお話をいただいたときは、「これが変わるチャンスだ!」と思ってワラにもすがる思いでした。

自分のキャラクターから解放されたら思考も世界も変わった

周りから「眉毛の女の子」として認識されていたので、ずっと“眉毛と2つ団子”というビジュアルを守ってきました。でも、そこから思いきって解放されてみたら、自分でも驚くぐらい世界が広がったんです。雑誌やグラビア、情報番組のコメンテーターとか、それまでなかった新しいお仕事をいただけるようになった。それをきっかけに、状況を変えたいなら自分から変わらなきゃダメなんだって気づいたんです。そのおかげで、チャレンジすることへの恐怖とか失敗したあとの怖さを考えなくなりました。

天真爛漫な姿の裏で葛藤を抱えていたことも。

今日より明日がもっと楽しみに!

眉毛を剃る前は、毎日が不安で不安で仕方なくて、明日も1週間後も1カ月後も、自分が何をしているかわからないし、仕事もどうなっているかわからない。正直生きるってすごく辛いなという意識がとても強かったんです。でも、眉毛を剃ってからは、新しい体験がどんどん舞い込むようになって、以前とは比べものにならないぐらい毎日が楽しくなりました。チャレンジのたびに新しい気づきがあるので、とりあえず何でもやってみないともったいないし、そのほうが人生得だなって思います。

挑戦は必ず道を開く糧になる

SNSを通じて、ファンの方からも「変わりたくても失敗するのが怖い」といったメッセージをよくいただきますが、やらないよりは、やったほうが絶対にいい!と、今なら自信を持って伝えられます。たとえ自分が期待したような結果を出せなかったとしても、決して無駄にはならないと思うんです。次の挑戦へのきっかけになったり、挑戦することへのハードルも低くなったり、少なからず自分の内面にもポジティブな変化が感じられるんじゃないかなって。だから、怖がらずにいろいろなことを体験して、世界ってこんなにおもしろかったんだって感じてほしいですね。

 

PROFILE

井上咲楽

1999年10月2日生まれ、栃木県出身。「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」特別賞受賞をきっかけに芸能界デビュー。トレードマークだった太眉をバラエティ番組の企画内でカットし、衝撃の大変身を遂げた井上咲楽さん。以後はバラエティ番組だけでなく、女性誌やグラビアなど活動の幅を広げています。

 

伊東楓(いとうかえで)

アーティスト転身後は人生初の金髪で、ビジュアルも大胆イメチェン。

心の底から「やりきった!」と思えればやめることに後悔なんて生まれない

もともと私って100点か0点しかとれない人間なんです(笑)。でもアナウンサーという職業は、常に平均点を求められます。「過激な発言をしない」「自分の意見を言わない」「与えられた原稿をきれいに読む」。また、世間に浸透してしまっている“女子アナ”というブランドイメージに、どうしてもハマりにいけない自分にもずっと悩んでいました。そういう息苦しさを感じながら仕事を続けていたら、どんどん心と体が分離してしまって……。そこで上司に相談して、半年ぐらい仕事を減らしてもらった期間があるんです。そのとき、「もしかしたら私がもっと私らしくいられる場所は他にあるのかもしれない」と思ったんですよね。それが明確に見え始めたのが、入社して3年目の秋。バラエティ番組で似顔絵を描くという仕事をしたことをきっかけに、絵と真剣に向き合うようになりました。あと、番組で共演した中居正広さんや坂上忍さん、伊集院光さんとの出会いも大きかった。型にハマれなくて悩んでいる私を、おもしろがって肯定してくれる方たちだったので、初めて仕事をしていてラクに息ができるようになったんです。そして情報番組から報道、バラエティ、スポーツまで全部経験させてもらって、自分が大事にしたい人たちと出会えて、「やりきった!!!」と心の底から思えたとき、TBSをやめる決意が固まりました。そこに、後悔や未練はいっさいありませんでしたね。

どうせ自由になるなら果てしなく自由になれる場所へ

今こうしてドイツを拠点にしていますが、実は縁もゆかりもない場所だったんです。ただ、自分の将来を自分で開拓していけるところがよかったので、あえて知り合いも友達もゼロの未知の場所にしようと直感だけで選びました。そんな無謀なことをしたので、トラブルにも何度も遭いました(笑)。何か起こるかわからない挑戦の日々ですが、おかげでワクワクする毎日を過ごせています。

TBSアナウンサー時代。

いつだって「生きてさえいれば大丈夫!」のマインドで

伊集院光さんから「人生は命があれば大抵のことは乗り越えられる」という言葉をもらったんですけど、まさにその通りだなと思っていて。アーティストとしてうまくいかなければサラリーマンに戻ればいいし、ドイツが向いてないなと思ったら日本へすぐに帰ればいい。どんな大失敗をしたって、生きてさえいれば最終的になるようになると信じています。

否定されても全無視で飛び込むのが私のスタンス

自分が歩みを止めたら、あとは落ちていくだけだという気持ちが心の中に常にあります。だから、たとえ周りに自分の挑戦を否定されたとしても、その意見はいっさい気にしません。待っていてもチャンスは巡ってこないから、自分からつかみにいく。選ばれたいなら、自分から選ばれる場所に行く。そんなふうに一生懸命前に進もうとする姿を見せてさえいれば、応援してくれる人は現れると思っています。

手放すことをためらわないで

私たちのキャパシティって決して無限ではないんです。だから、新しい何かに出会いたいと思ったなら、何かを手放さないといけない。変化を求めるならば、そのことをぜひためらわないでください。

 

PROFILE

伊東楓

1993年10月18日生まれ、富山県出身。元TBSアナウンサー。アーティストへと転身し、現在はドイツを拠点に活動する。アナウンサーからアーティストへと異色の転身を遂げた伊東楓さん。TBSを退社して間もなく、個展の開催や詩集の出版、アパレルブランドとのコラボレーションなど精力的に活動し、早くもその才能が注目されています。

Edit&Words Yuki Kimijima

 

※本記事は『GLITTER』vol.4(2022年5月6日発売号)に掲載されています。

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