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2022.06.09

Clinic Beauty Transformers 美容医療でトランスフォームした人たち /01.有村藍里

美容医療の中でも最もハードルが高いイメージの美容整形。手術のリスク、ダウンタイム、高額なお金、周囲からの反応、気になることはたくさん。それらのリスクを受け入れた上で、自分をもっと好きになるための方法のひとつとして美容整形を取り入れた人たちがいます。そんなお二人にインタビューをしてわかったこと。それは美容整形したことでメンタルが前向きに変化したという自己肯定感の高まりでした。

写真の自分が思っていた自分と違う! そんな違和感を抱えていた小学生の私


「小学生のころからあまり写真が得意ではなくて。というのも、歯が生え変わったころから顔の印象が昔と大きく変わり『なんでだろう』という違和感があったのです。今思うとその違和感の原因は歯並びと歯茎でした。私の場合、乳歯がなかなか抜けずに残ったまま永久歯が生えてきてしまって、成長過程で歯並びが悪くなりました。のちのコンプレックスにつながるのですが、無意識に笑うことに抵抗感が生まれたのもこのころからでした……。その一方でファッション誌やお洋服も大好きだったから、ジュニアモデルとかになれば、いろんなお洋服が着られるかもと思い、オーディションに応募したいとも考えたりしていました。応募用の写真を撮影してみたのですが『これじゃあ、とても応募とかできないよなぁ。私、可愛くないんだなぁ』と悲しい気持ちになったことを記憶しています」

ネガティブでどん底だった中学時代。自分を変えたくて16歳で芸能界入りを決意


「中学時代からは特に自信がなくて、性格も表情もどんどん暗くなり、友達も少なく、学校にも行けなくなる日々。このままだとコンプレックスにさいなまれた、つまらない人生になってしまうかもしれない!と考えて、高校生になったときに、大阪の芸能事務所に応募したんです。芸能人になって有名になりたいとかではなくて、ポートレートモデルになったら自分自身と向き合えるのではないかと思い、16歳から12年ほど続けました。でもそのころも、カメラマンさんはとても素敵に撮ってくださるのに、どうしても納得がいかないことが何度もあったり。『やっぱり私は、顔が問題なのかもしれない』と感じるようになりました。それでもモデルを続けていたのは自分のことを少しでも好きになりたいから、その一心でした」

20代で始めた歯の治療後も納得がいかず、根本的な骨格の問題だと気づく


「20代で歯列矯正を開始。マウスピース矯正、セラミックの歯に変えるなど、終わるまでに何年もかかりましたが、歯並びがよくなったことで、以前よりは少し自分に自信が持てるようになりました。でも、やはりガミースマイルが気になって心からは笑えませんでした。そこで、さらにいろいろなところに相談に行ったところ、とあるクリニックで『あなたの場合は顔の骨格の問題なので歯の治療だけでは変えられないです』と教えてもらったのです」

悩みを抱えて一生過ごしたくないと、美容医療に思いを込めて

イエローワンピース ¥11,000、グリーンイヤリング ¥2,530、ネックレス¥2,970〈すべてローズブルー〉 ブレス ¥6,980〈トゥワクリム〉 サンダル ¥6,900〈チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン〉 インナーベアトップ/スタイリスト


「美容医療を専門とするクリニックを受診し、担当医師から告げられた私にベストな方法は輪郭矯正。全身麻酔で顔の骨を切り、輪郭を整える大がかりな手術と説明を受け、最後に『改めてリスクや副作用を納得いくまで、ご自身で調べたうえでよく検討してください』とおっしゃいました。YouTubeやSNSなどで調べ直したところ、想像以上の大手術だということがわかり、怖くなりました。ですが、このまま一生を過ごしたくないと、すべて納得済みで手術を決断しました。私は、美容整形をして特別な美人になりたいわけではありませんでした。ただ『今よりも1ミリでも可愛くなりたい』という思いのみ。6時間以上の大手術が終わり、約1日はまったく動けなかったのですが、少し動けるようになったときに、とにかく自分がどうなっているのかを知りたくて、すぐに鏡を見ました。顔はパンパンに腫れているし、ギプスでテーピングをしているけれども、口元が明らかに引っ込んでいて『すごく顔が変わっている!』と驚きました」



発売中の『GLITTER』vol.4(2022年5月6発売)では、本インタビューの続きを掲載中! 本誌テーマの『Transformers! NEW OLD/NEW ME!! 〜変化変容で新しい自分へ〜』についてももっと深掘りしています。誌面でしか見れないポートレートもお見逃しなく!


■PROFILE■

有村藍里
1990年8月18日生まれ、兵庫県出身。16歳で芸能界デビュー。2017年、本名の有村藍里として独立。独立を機に女優としての活動も始め、映画やドラマや舞台にも出演。2019年にフォトエッセイ『1mmでも可愛くなりたい』を出版。アパレルブランド「rose bleue」や今年3月デビューのコスメブランド「CLARUM」のプロデュースなど活動の幅を広げている。


Photo Kentaro Kambe / Styling Eriko Matsuya / Hair&Make-up Emiko Saso / Edit&Words Nahoko Ishii

 

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