20歳から音楽を始め、23歳までの3年間で作り出した楽曲を収録したimase初のアルバム『凡才』の発売が決定！　実家の2段ベッドの下から独りで作り出した文字通りのベッドルームミュージックから、数々のCMや映画タイアップの楽曲までフルボリュームで収録されたCDは、彼の怒涛の音楽人生を物語るかのような充実の内容になっている。アルバムに対する思いや、多くの人を惹きつけているにも関わらず自身を『凡才』と表現する彼の魅力の秘密を聞きました。

■このアルバムを通じてどんなアーティストなのかを知ってもらいたい

Q1stアルバム『凡才』はどのような内容ですか？
「アルバム全体を飽きずに楽しんでいただけるように、様々なジャンルの曲を収録してバラエティに富んだ内容にすることを意識しました。音楽活動をしてきた3年間の集大成でもあるので、またこのアルバムを聴くことで僕がどんなアーティストなのかを知っていただけるような、名刺代わりになる作品に仕上がったと思います」

Qタイトルの『凡才』にはどのような意味が込められていますか？
「特別歌がうまかった訳でも、才能があった訳でもない“凡才”の僕が、どうしたらたくさんの方に聴いてもらえるかを考えて作った曲が詰まっている、という意味が込められています。また海外でも人気のある“盆栽”のように、国内外問わずたくさんの方に愛されるアルバムにしたいという気持ちを込めました」

Qご自身を“凡才”と表現されていますが、多くの人を惹きつける楽曲を作り出せる理由はどんなところにあると思いますか？
「僕自身がキャッチーな曲が好きということもあり、メロディの覚えやすさや聴いたときに鼻歌を歌いやすいか、などを大事に製作しています。そういった部分が、ありがたいことに多くの方に聴いていただけているひとつの要因なのかなと思っていますね」

Qキャッチーな曲を作るというのは難しいことだと思うのですが、どのように制作しているのですか？
「流行っている曲はキャッチーだからいろんな方に愛されているのかなと思っているので、そのような曲をたくさん聴いてインプットすることが多いです。ただ、僕だけではどれがキャッチーなのか判断するのが難しいこともあるので、周りのスタッフさんや友達に聞いてもらい、“キャッチーな音”を自分なりに模索して作っています。」

Q 初のCDアルバムをリリースするお気持ちをお聞かせください。
「アーティストにとってアルバムというのは、自分を紹介する名刺代わりになるものなのかなと思っているので、形に残るものを制作することができてとても嬉しいです！」　

■足りないピースを埋めるように新しいジャンルの制作にも挑戦！

Q 『凡才』の制作にあたり特に大変だったことはありますか？
「バラエティに富んだ内容にしたいという思いから、今まで僕がやってこなかったジャンルの楽曲を作るのに時間がかかったことが一番大変でしたね」

Qそれはどのような方法で乗り越えましたか？
「作りたいと思った系統の楽曲をとにかくたくさん聴きました。例えば、今までの中で一番POPな“Happy Order?”という曲は、2000年代のアイドルソングを意識して制作していたので、その時代のアイドルソングを本当にたくさん聴いてどうしたらその曲の旨みを引き出せるのかを考えながらインプットしました」

■ふたつの意味を持つタイトルを表現したジャケット

Qアルバムのジャケットはどのような思いで制作されましたか？
「今回のアルバムは“凡才”と“盆栽”のダブルミーニング的なタイトルになっているのですが、“凡才”の方がよりパンチがあるなと思ってタイトルに選んだので、ジャケットは“盆栽”を彷彿とさせるものに仕上がりました。活動初期から関わってくれているスタッフさんたちと撮影をしたので、3年間の僕の成長を客観的に見てくださっている方たちの思いが反映された素敵なジャケットを作ることができました。」

Q自分を『凡才』だと思っているファンの方を勇気づけるメッセージをお願いします！
「ちょっとでも自分が『これをやっていたら楽しいな』と思えることを見つけられれば凡才でいいと思うし、そこに劣等感を抱く必要は本当にないと思います！」

■初ライブは今も心に残るGLITTERな思い出

Q imaseさんにとって『GLITTERなもの』とはなんですか？
「やっぱり“ライブ”ですね。初めてのライブでステージから見た景色は本当にキラキラして見えましたし、みなさんが待っていてくれた感じが伝わって、あたたかくてとても嬉しかった思い出があります。」

Q 最後に『凡才』のリリースを楽しみにしているGLITTER読者へメッセージをお願いします！
「このアルバムを聴くことで僕について知ってもらえるような内容になっていると思いますので、ぜひ『凡才』を聴いていただけたら嬉しいです！　ライブにも遊びに来てくださいね！」

Photograph：Kyotaro Nakayama
Costume Cooperation：AMBERGLEAM
Hair&Make-up：Daisuke Mukai
Interviewer：Asami Funayama