11月29日にZEPP TOKYOで開催されたGLITTER復刊後初のコラボイベントを徹底リポート！

2019年にスタートした『DIAMOND FES』と『GLITTER』の初コラボイベントが開催された。会場であるZEPP TOKYOには一部観客を入れ、同時にオンラインでも配信されるというコロナ禍では主流になったLIVEスタイルで、全国にHOTなパフォーマンスが届けられることに。オープニングアクトの澤田陽子は代表曲「君に届け」と最新曲「TEPPEN」を見事な歌唱力で歌い上げ、会場と視聴者を温めてくれた。暗転後、ステージ上のモニターに映し出されたのは『GLITTER』復刊号＆2号目の記事がスクラップされた、この日のために制作したオリジナルムービー。まだまだ始まったばかりの新生『GLITTER』の今後への期待が大いにふくらむ映像になっていたのではないかと思う。その流れに沿うように始まった、MinnのDJタイムからのGLITTERモデル（REN、平瀬フィーナ、ジョカベル美羽、泉里トワ、AKARI）のランウェイでさらに熱気を帯び、ジャパニーズレゲエ界の女王・MINMIへとバトンは渡された。花柄の軽やかなワンピースを翻しながら、「四季ノ唄」「向日葵」「シャナナ☆」を熱唱し、島谷ひとみとのコラボユニット・HITOMINMIによるお祭りソング「Tokyo Girl」へ。和のテイストを含んだアッパーチューンは、コロナ禍で沈んでいる日本を盛り上げてくれる1曲だ。続く、島谷ひとみは「真夜中のドア〜STAY WITH ME〜」から、名曲「亜麻色の髪の乙女-new version-」「Perseus -ペルセウス-」「Party Monster」を披露し、後半戦へとつなぐ。

5人組のダンス&ボーカル、FAKYは人気急上昇中の次世代を牽引するガールズユニットだ。今回のそうそうたるアーティストを前に臆することなく、「half-moon(Short Ver.)」「99」「Sayonara My Ex」「It’s a small world」「SUGA SWRRT」をフレッシュなパフォーマンスで魅了した。リーダーでメインボーカルのLil’ Fang は、この日が誕生日ということで、メンバー、ファンとともにお祝いし、メンバー同士の仲のよさもうかがわせた。イベントも終盤に差しかかり、ムーディーな照明の中現れたのはBENI。「Got a feeling」から「永遠」、当時の季節にぴったりな「The Christmas Song」をカバー。ラストは壮大な「Beautiful」で締めくくった。いよいよ最後のアーティストへ……。トリを務めたのは、唯一無二のロックシンガー・土屋アンナだ。「Atashi」「Without you」とまくし立てるようにワイルドで力強い歌声を響かせたかと思えば、MCでは「激しい女、登場で〜す！」と笑いを誘い、会場にビッグウェーブを起こす。そして、「Rose」「Brave vibration」で観客をあおり、「いいね、いいね〜」とご満悦な表情でステージをあとにした。こうして、あっという間に約2時間におよぶ当イベントは終了。さまざまな音楽ジャンルから、それぞれの地位を確立した女性アーティストたちがGLITTERのために、音楽ファンのために参加してくれた。次回の開催もすでに決定しているので、また熱いステージが見られることを期待していてほしい。

Photos Hideaki Imamoto／Edit&Words Kaori Watabe

【お詫びと訂正】

2022年1月13日発売の本誌「GLITTER vol.3」120ページで、『4人組のダンス&ボーカル、FAKYは〜』と記載してしまいましたが、正しくは『5人組のダンス&ボーカル、FAKYは〜』です。読者の皆様および関係者の皆様にご迷惑をおかけ致しましたことを、深くお詫び申し上げます。このような誤りによりご迷惑をお掛けすることのないよう、編集部一同改善に努めて参ります。