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2022.04.08

サステナブルな活動をしている4人が語る、環境だけではない持続可能なウェルネス

未来へ続く、持続可能なウェルネス。それは、地球も自然も人間も、すべてがつながっているということを意味します。大切なのは短期的なものではなく、長期的であること。サステナブルに生き、活動している人たちに“そもそもウェルネスとは?”を聞いてみました。

 

自分のことが好きじゃなかった。体が変わったらマインドにも変化が

PROFILE

ケリー

数々のファッション誌のレギュラーモデルとして活躍。スーパーフードやローフード、ヨガに造詣が深く、そのヘルシーなライフスタイルも多くの女性から高い支持を得ている。

「昔は料理も運動も苦手だったんです。でも野菜中心の生活に変えたことで体調がよくなり、体質が変わりました。ヨガやキックボクシングを始めたら心も体もスッキリして、自分の状態がどんどんよくなっているのを体感したから続けられました。いまではモデルという仕事を通して学んだ食をまとめた料理本、『心と体を整える「美トレめし」』(光文社)を出版するほど料理にハマりました。まずは、“自分に合っているもの”を見つけることが大切なんだと思う。10代の頃、私はネガティブで、とても暗かったの。実は自分のことが大嫌いでした。でも、体が変わったら心も変わって、とても穏やかなマインドに。自分がととのったら、自分にも他人にも地球にもやさしくあろうと思うようにもなりました。いつか、自分の畑もつくりたいと思っていて、まずは自宅でハーブを育てたいと思っています。できることから、ひとつでもアクションすればいい。そこからどんどん広がっていくんだと思います」

 

自分にとってのウェルネスバランスを考えてみること

PROFILE

吉川プリアンカ

元ミス・ワールド2016日本代表。20年に〝多様性〟にフォーカスしたCBDウェルネス&ビューティブランド「MUKOOMI」をローンチ。

「人が健康でいるためには、『7つのウェルネス』のバランスが大事といわれていますよね。7つとは、感情、知性、身体、職業、社会、精神、環境のこと。でも、特に感情が満たされたいとか、社会的に認められたいとか、その人によって『自分にとって、これが満たされていたい』という指標って異なると思うんです。自分は何が大切で、何があれば満たされるのか? そんなふうに、まずは自分との対話をすることが、ウェルネスでいることにとって重要だと考えています。とはいえ、どこか著しく欠けているのもよくありません。やはり適度なバランスも必要です。個人の状況、価値観を踏まえて、一度考えてみることが大切なのではないでしょうか」


すべてをホリスティックに考えることが重要

PROFILE

鈴木絵里子

「MIKO Holistic Wellness」のコファウンダーの一人。同時に、日本初ESG重視型ベンチャーキャピタルM Power Partnersのマネージング・ディレクターを務める。

「私はファウンダーとして金融業界にいるうえで、格差のある社会やジェンダー問題、資本主義のあり方など、あらゆる課題を感じてきました。すべてはつながっているので、そういった根本にある問題解決をすることは、ウェルネスにもつながると考えています。同時にいくら環境問題に貢献していたとしても、心身が健康でなければ、それはそれで違和感があります。偏ることなくすべてをホリスティックに掘り下げることが大切な気がしています。そして、最終的にあらゆる答えは自分の中にあると思っています。最新のトレンドにすぐ飛びつくのではなく、自分と深く向き合い、何が大切か気づくこと。それがウェルネスであるということなのではないでしょうか」

 

畑が何よりも癒しの場所。野良仕事用の服もプロデュース

PROFILE

ショウゴ

ファッション誌や広告などのモデルとして活躍中。畑仕事の魅力にハマり、その素晴らしさを知ってもらうべく、野良仕事用のブランド「KEIMEN(カイメン)」のディレクターに。

「3年前から後輩のモデルと畑をやり始めたのですが、土に触ることは、とても癒しになります。以前農家さんが、『体に溜まったストレスや電磁波を土に触って放電するんだよ』とおっしゃっていましたが、いまならわかる気がします。いま、世界で向かおうとしているサステナブルやカーボンニュートラルを理解するために、畑はとてもいい場所だと思います。ウェルネスにおいて大切なことは、『人のために自分が動く』ことかなと思っていて。僕の場合は、もっと畑をやる人が増えていくような活動はしていきたい。そのひとつとして、『KEIMEN』という畑や農に特化したプロダクトを出すことになりました。プロダクトを通して、畑のよさを伝えていけたらと思っています」

 

Edit&Words Sonomi Takeo

※本記事は『GLITTER』vol.1(2021年7月5日発売号)に掲載されています。

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