iScream interview NEWアルバム『i -Special Edition-』で開花した新たな表現と可能性
NEWアルバム『i -Special Edition-』を11月23日にリリースしたiScream。2021年6月のデビューから、歌とダンスを高く評価され、Z世代を代表するガールズユニットだ。4月に発売した1stアルバム『i』のスペシャルディションとしてリリースされた今作の魅力とともに、彼女たち自身の輝きの秘訣をお届けします。
──今作は『i』で収録されていた楽曲に加え、『ホワイト・ラブ』『夢色Tear Drops』『X’mas A Cappella Medley (Silent Night – This Christmas)』という新曲3曲を含む5曲を追加したスペシャルな1枚ですよね。みなさんはどの曲に思い入れがありますか?
RUI「私は『X’mas A Cappella Medley』です。これまでTikTokなどでショートバージョンのアカペラを投稿したり、ライブの1曲目でアカペラを披露したりしてきて、“iScreamと言えばアカペラ!”というのを武器に活動してきました。ファンの方からも音源化してほしいという要望をいただいていて、今回実現したんです。今までコツコツやってきたことが形になってうれしいです。アカペラコーチの方とメロディラインや曲の組み合わせを制作させてもらって、アカペラやゴスペルへのリスペクトの気持ちを込めて歌いました」
YUNA「全部お気に入りですが、特に好きなのは『夢色Tear Drops』です。私たちにとって、初の失恋ソング。切なく溺れてしまった恋というより、前を向いている女の子の心情が描かれていて可愛いんです。最後に“友達だから笑顔でSee you again”って歌詞があって。きっと私も失恋したらそっちのタイプなんじゃないかな?と思います。別れ方にもよりますけど(笑)。すごく切なく歌うところもラップっぽいところもあって、遊び心がある楽曲。iScreamの新しい魅力を生み出せた気がします」
HINATA「私は『ホワイト・ラブ』です。初のウィンターソングですし、好きな人への募る想いとゆっくり降り積もる雪が似ていると、作詞家の方が歌詞を書いてくれました。日常で感じる幸せをこの楽曲からも感じられると思います」
メンバー全員の瞬発的に出せるパフォーマンスがよくなっている(RUI)
──デビュー当時と比べて、いろいろな変化があるかと思いますが、どのような変化がありましたか?
RUI「レコーディングに対する向き合い方は変わったと思います。デビュー当時は、曲をもらったら3人で物語を作り風景を思い浮かべてレコーディングしていたんです。それが最近は、作詞家の方から“こういう想いでこういう物語を書いたんだよ”というミニストーリーを共有してもらい、歌詞の意図を忠実に歌って届けることを意識しています。デビューして1年半が経ち、いろいろなステージに立たせてもらい、それぞれ歌い方も表現の仕方もテクニックの入れ方も変わってきました。それを存分に発揮するためにも、それぞれがそのときに思った感情を歌詞に対してぶつけてレコーディングをしています。前より深みのある声が出るようになったり、平坦じゃなくてアクセントが入れられるようになったり……ちょっとした声のエフェクトの入れ方とか、メンバー全員の瞬発的に出せるパフォーマンスがよくなっていると思います」
YUNA「自分たちの成長とともに、楽曲の難易度も上がってきてるので、それに追いつくために自分たちのスキルや感情表現を探りながらレコーディングしたのが、今回の新曲3曲です。『ホワイト・ラブ』はこんな風に出来上がったらいいなと妄想を声で表現しやすかったです。だけど『夢色Tear Drops』は初の失恋ソングですし、今までにない雰囲気の楽曲だったので、想像するのが難しくて。こういう声が出したいけど出せない!と苦戦した楽曲でした。ただこの曲をきっかけに表現の幅が広がりました」
HINATA「今回のアルバムには、デビュー時にレコーディングした『Maybe…YES』だったり、新曲のアカペラ曲だったり、それぞれの雰囲気が全部違います。そういう面で自分たちの成長や声の違いを感じることができる1枚です。特に新曲は、メンバー全員が18歳になって大人になった分岐点での曲たち。そんな絶妙な時期だからこそ出せる声や表現を感じていただけたらうれしいです」
──ちなみにみなさんはレコーディングでの“決まりごと”はありますか?
YUNA「私はアクセサリーを全部はずして靴を脱ぎます。頭で何かを考えるより、感じて歌うタイプ。五感を大切にしたいので、アクセサリーや靴の重みがあるとそこに気を取られちゃうんです。すごく気取った歌い方になっちゃうというか。アクセサリーとか靴って、自分の身を纏うもの。それをなくすことで、素のままの自分を出せる気がするんです」
RUI「音量を上げたりする四角いキューボックスがあるんですけど、そこの角を持つことです。言葉で説明するのは難しいんですけど、何か支えになるものがほしいのかな(笑)? 手前の角を持って歌うと、重心が整うというか。大体いいテイクが録れるときは、キューボックスに手を添えて歌っていることに最近気づきました(笑)」
YUNA「私もやる! 私は角じゃなくて、上をもつタイプ」
HINATA「マニアックな話(笑)。私は左腕にヘッドホンのコードをぐるぐるに巻きつけるタイプ。なんでも“左”っていうのに執着があるんです。靴を履くのも左足からとか。右からっていうのが、違和感があって。時間がなくて急いで右から靴を履いちゃったときは、現場に着いてからもう一回脱いで履き直すこともあります」
RUI「すごい! あとHINATAは、鉛筆を右手に持ちながら歌います」
HINATA「そう、鉛筆を回してリズムを取ってます」
自分に嘘をつかず、ありのままを出せる人は魅力的(YUNA)
──『GLITTER』という媒体名にかけて、みなさんが輝いていると思う人はどんな人か教えてください。
YUNA「素直な人です。自分をさらけ出せるタイプの人。自分に嘘をついてないありのままの感じが、魅力的だなって思います。ディズニープリンセスとかもそう。一人一人キャラが立っていますよね。自分の好きなことに夢中で、真っ直ぐその方向に進んでいるのが素敵。特に好きなのは『アナと雪の女王』のアナ。心で動いて、純粋で天真爛漫なところが好きです」
RUI「普段は内に秘めていたとしても、いざとなったときに内側からエナジーやスター性が出る人は素敵だなと思います。普段はミステリアスで落ち着いていたとしても、ステージに立つと自信に満ち溢れてガラッと変わる人。自分もそういうアーティストになりたいです」
HINATA「“私は私”と思っている人! 自分のことをよくわかっていて、自分の機嫌は自分で取れる人。そして、責任感がある人が輝いていると思います。自分の本当の部分を知っているのは自分しかいない。人に頼って自分を助けるんじゃなくて、自分で自分を助けられる人でいたいです」
──次に、最近の輝きごと=ハマりごとはなんですか?
YUNA「岩盤浴です。サウナが流行っているけど、なんとなくサウナは向いていないなと思って、岩盤浴に行ってみたんです。そうしたら、むくみが取れてスッキリして、好きだこれ!となって。大事なMV撮影前とかは必ず行くし、午後からや一日オフの日は長時間いられるので友達を誘って一緒に行ったりしてます」
RUI「フルーツティーです。最近はコーヒー系が苦手になってしまい、紅茶派になりました。今の季節は旬の果物が豊富で、グレープティーとかピーチティーとかいっぱい種類が出てるので、新商品を見つけたら必ず買います」
HINATA「私は知恵の輪です。深夜にTikTokで“解くまで配信やめません!”っていうのを見て、やりたくなってしまって。即、ネットで24個入りを買いました。ジップロックに入れて持ち歩いて、暇なときにコツコツと。脳を活性化させつつ、無心になれる感じも好きです。気持ちが明るいときにやるとイライラしちゃうこともあるので、本当にやることがないときにやるのがおすすめです(笑)」
“HINATA”っていう存在を常に新しく進化し続けたいって想いがある限り、輝くことができる(HINATA)
──それでは最後に、自分たちが輝ける秘訣を聞かせてください。
RUI「同年代のアーティストさんやインフルエンサーさんたちの存在。私たちも負けないように頑張ろうと思えます。そして、ファンのみなさん。自信を失くしたときやアーティストに向いているのかな?と悩んだとき、ファンの方たちが愛を届けてくださるんです。自分がここにいていいんだと思わせてくれる存在です。みなさんがいなかったら続けられていないですし、心の健康を保ってもらってる気がします」
YUNA「自分の周りが好きなもので溢れているんです。愛するダンスや歌が近くにある環境で、さらに大好きなメンバーがいて。友達だし仲間だし家族。このメンバーとずっと頑張っていきたいと、心から思います」
HINATA「オーディションのときからずっと“HINATAワールドを作り上げる”というテーマで活動してきました。“HINATA”っていう存在を常に新しく進化し続けたいって想いがある限り、輝くことができるんだと思います」
■PRESENT■
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【応募方法】
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以上で応募完了!
【応募締切】
2022年12月25日(日)23:59
※ご当選者様にはDMでご連絡を致します。抽選時にフォローを外されている方は対象外となりますのでご了承ください。
■PROFILE■
2018年開催の『LDH Presents THE GIRLS AUDITION』で応募総数約1万人の中からグランプリを獲得したRUIと、ファイナリストのYUNA、HINATAの3人で2019年に結成。次世代型ガールズユニットとして2021年本格始動すると、オフィシャルYouTubeで公開されている楽曲は再生回数250万回を超えるものも。全員がアーティストとして高い歌唱力とダンス力を持ち合わせた実力派ユニット。
■INFOMATION■
『i -Special Edition-』(発売中)
<通常盤>CD+DVD ¥5,500
【CD収録楽曲】
- Scream Out
- 2.Sugar Bomb
- Diamond
- 愛だけは・・・
- himawari
- So Bright
- つつみ込むように…
- Secret Love
- Pendulum
- Eyes to Eyes
- Maybe…YES
- 茉莉花 -Jasmine-
- Meant to be together
– Additional tracks –
- Catwalk
- 恋するプラネット
- ホワイト・ラブ
- 夢色 Tear Drops
- X’mas A Cappella Medley (Silent Night – This Christmas)
【DVD 収録内容】
<Live> iScream Live “i2022” (2022.8.17 at YOKOHAMA MM BRONTH)
- So Bright
- Sugar Bomb
- Pendulum
- Secret Love
- Catwalk
- つつみ込むように…
- Scream Out
- Eyes to Eyes
- Diamond
- Maybe…YES
- 愛だけは…
- 茉莉花 -Jasmine-
- 恋するプラネット
- himawari
- Meant to be together
<Music Video>
「つつみ込むように…」Music Video -TRIBE WITH THE RHYTHM Ver.-
<Making Video>
「つつみ込むように…」Music Video -TRIBE WITH THE RHYTHM Ver.- Making Video
<Interview>
iScream 1st Anniversary Interview
Photos Yukie Abe / Hair&Make-up Emiko Kita / Words Noriko Hashimoto / Edit Kaori Watabe