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7ORDER interview 3rd Album『DUAL』をリリースした今――アーティストとして広がる無限の可能性と爆発する個性に迫る

デビューから3年⽬を迎えた7ORDERが、3rd Album『DUAL』をリリースした。“バンド”と“ダンス”という2つの要素を自由自在に行き来する唯一無二のパフォーマンススタイルが、一層の進化を遂げつつあることを感じられる作品だ。彼らがこのアルバムに込めた想いとはーー。そして“デビューから3年目”と“3rdアルバム”に絡めて、“3”に関する質問も投げかけた。各々の豊かな個性が溢れるインタビューをお届けする。

改めてきちっと原点回帰して二面性を打ち出すというのがテーマとしてあった(安井)

――アルバムのタイトルは、『二面性』という意味の『DUAL』ですが、まさに7ORDERを言い表していますね。

安井「7ORDERを結成してからずっとバンドとダンスをやってきて、改めてきちっと原点回帰して二面性を打ち出すというのがテーマとしてありました」

――去年、フェスに出演した際に、突然踊り始めたみなさんを観て、お客さんがざわついたという噂を聞きました。

萩⾕「『Get Gold』で僕らが踊り始めて“えっ? どういうこと?”ってなっているのは、空気感で伝わってきました。これからツアーが控えているんですが、ライブならではの見せ方を考えていきたいです。お客さんに楽しんでいただけるようにブラッシュアップしたいと思っています」

安井「7ORDERは、ライブならではのアレンジをしますからね」

森⽥「パフォーマンスに重きを置いて活動しているので、常に進化していきたいと思っています」

――諸星さんは、いつもステージ中を駆け巡っていますよね。

諸星「大きい会場でのライブだとテンションが上がっちゃって、センターステージまで行ってしまうことがあるんです。それで“忘れてた! この後サックスを吹くんだった!”ってなって、ダッシュで戻ったりするんですけど(笑)。前回のツアーでは衣装さんがベルトにマイクホルダーを付けてくださって、サックスと歌の切り替えを素早くできるようにしていました」

――今回のアルバムは、7ORDERの楽曲の多彩さも堪能できるかと。例えば『レスポール』は、ストレートなロックサウンドですし。

阿部「僕はUKロックのインナーなサウンドがもともと好きだったので、7ORDERでこういう曲がやれて嬉しいです。アルバムに『レスポール』が収録されたことによって、それぞれの曲がより引き立つようになったと思います」

手応えもありつつ、まだまだという感覚。常に学ぶ姿勢でありたい(真田)

――『Who I Am』は、真田さんがプロデュースした曲ですね。

真田「作詞、作曲、編曲をしました。サウンドに関しては、頽廃的だけどデジタル感のあるシンセを鳴らしています。そこに80年代のスタジアムロックの感じを加えて、ポップな印象になることを狙いました」

――サウンドプロデュースやアレンジ力が着々と上がっている感覚は?

真⽥「3枚目のアルバムですし、手応えもありつつ、まだまだという感覚です。常に学ぶ姿勢でありたいです」

――『F』も真田さんの作曲で、歌詞は諸星さんと森田さんの共作ですね。

⻑妻「この曲、僕が出演させていただいている番組のエンディングテーマなんです」

――CBCテレビで放送されている『地名しりとり~旅人ながつの挑戦~』ですね。

⻑妻「番組の副音声の収録の時、この曲が流れると安心します。メンバーの温かさを感じるので。ストーブみたい」

真⽥「ストーブ? けっこう熱いじゃねえか(笑)。この曲はアナログっぽいサウンドを追求しました。あと、アルバムの中にモロ(諸星)のサックスソロを入れたいと思っていたんです。ソロのメロディは、モロが良いテイクを吹いてくれました」

――歌詞は、どのようなことをイメージして書いたんですか?

森⽥「恋愛妄想劇みたいなイメージです。7ORDERはメッセージ性が強い曲が多いので、軽い気持ちで聴ける歌詞にしたいと思っていました。“不二子ちゃんを追いかけるルパン”みたいなこともテーマにしていたので、モロと一緒に想像を膨らませながら書きました」

諸星「エンディング近くの、宝物を全部不二子ちゃんに持って行かれちゃうルパンのイメージだよね?」

森⽥「うん(笑)。ほんわかした陽気な曲」

諸星「カフェで集まって書いて、途中で“ビール飲むか”ってことになって」

森⽥「去年のツアーの『脱色と着色』が終わった次の日に書いたから、まだ打ち上げ気分が残っててね(笑)。“ツアーが終わったから1杯くらい飲みたいね?”って話になって、ビールを飲みながら。リラックスしながら歌詞を書くのが合っている曲でした」

――『なんとかやってますわ』は、長妻さんの作詞作曲。主演している映画『犬、回転して、逃げる』の主題歌を自ら手掛けたということですね。

⻑妻「なかなか時間がかかりましたけど、楽しく作ることができました。聴いてくださる方々、映画を観たお客さんに寄り添うものにしたくて……あれ? 何か言おうとしたんですけど。あっ、“ユーモアを忘れずに”って言おうとしたんだった」

安井「ユーモアっていう言葉が出てこないってどういうこと?(笑)」

長妻「メンバーがこの曲の印象を“僕っぽい”って言ってくれて嬉しかったです」

ユーモアは大事。1日1笑いは絶対にしたい(森田)

――では、ここからは『3rdアルバム』と『デビュー3年目』に絡めた質問をさせていただきます。まず、みなさんに欠かせない3種の神器を教えてください。

⻑妻「難しい質問ですねえ」

安井「物じゃなくてもいいんですか?」

――何でもありです。

⻑妻「僕は、まず楽器ですかね? キーボードを持って行きます。『地名しりとり』の旅の時は身軽でいたいので、楽器くらいしか持って行かないです」

――着替えなどは?

⻑妻「持って行かないです。現地調達派なので。あと、持って行くのは馬油。僕は乾燥肌なので、それがないとミイラになっちゃう(笑)。3つ目は……シャーペン。たまに絵を描きたくなるので。シャーペンよりも油性ペンかな? 油性ペンがいい感じです」

――萩⾕さんはいかがですか?

萩⾕「僕は胃腸薬、整腸剤、ウコンです。身体に気をつかってます。特にお酒を飲む時はウコンが欠かせないです」

森⽥「俺も近いかも。薬と爪切りと……何だろう?」

⻑妻「ユーモア?」

森⽥「ユーモアです!(笑)」

⻑妻「薬と爪切りとユーモアが3種の神器?」

森⽥「うん。“薬と爪切りとユーモア”って、サブカル系の何かのタイトルみたい(笑)。ユーモアは大事。1日1笑いは絶対にしたいです」

真⽥「僕はパソコンとフィルムカメラ。最近フィルムカメラを買って、すごく楽しくて。あと、昔から桧葉の香りが大好きで、いろいろ集めるのが大好きなので、それですね。桧葉のルームディフューザー、アロマオイル、入浴剤をたくさん持ってます。めちゃくちゃ落ち着くので、ホテルに泊まる時も桧葉のアロマオイルの香りに包まれながら寝てます」

安井「僕の3種の神器は誰かと一緒にいる時間、ひとりでいる時間、日当たりです」

真⽥「なんか部屋の間取りみたい(笑)」

安井「家に植物がたくさんあるので、そういう意味でも日当たりは重要。洗濯物は、外干し派ですし。天気がいい日はテンションが上がります。天気に感情が左右されるタイプなので」

少年の心と、いいベッドと、美味しいご飯。その3つが揃えば楽しく健康に暮らすことができる(阿部)

――阿部さんは思いつきました?

阿部「僕は少年の心と、何でも楽しむ気持ちと、美味しいご飯ですね」

⻑妻「少年の心と、何でも楽しむ気持ちって似てない?」

真⽥「ダメ出し?(笑)」

阿部「じゃあ、少年の心と、いいベッドと、美味しいご飯。その3つが揃えば楽しく健康に暮らすことができます」

⻑妻「顕嵐は“贅沢は言わないから、好きな時に旅行できて、好きなところに泊まれて、好きなところでタクシーに乗れる。そんな生活があれば、俺はそれでいい”っていつも言うんですけど、それってめっちゃ贅沢ですよね」

一同「(大爆笑)」

阿部「好きな時に海外行けたり、美味しいご飯が食べられたり、サウナに行けたら、俺はそれでいいんだ。贅沢は言わない(笑)」

真⽥「どう考えても贅沢!(笑)」

阿部「でも、7ORDERを始める前に、俺ら、ずっとこれを言ってたんだよね?」

⻑妻「そうだったね」

阿部「好きな時にそういうことができるようになったらいいなあって」

⻑妻「お金がぜんぜんない時に言ってたんです」

安井「顕嵐が贅沢ができるようになったんだなあと思う一番の瞬間は、サウナの深夜料金を気にせずに行けるようになったことだよね」

阿部「それ、まじで思う。深夜0時を越えちゃうけど行っちゃうよ。タクシーで家に帰っちゃうよっていう時、自分でも幸せを感じますから」

ライブ観ながらビールを飲むのが最高。それを一緒に楽しむ友だちがいたら完璧(諸星)

――(笑)諸星さんの3種の神器は?

諸星「ライブと友だちとビールです」

真⽥「かっこいい! 男だね」

諸星「ライブに行くのが好きです。去年、めちゃくちゃ行きました。ブルーノ・マーズ、マルーン5、King Gnu、山下達郎さんとか行きました」

阿部「フェスも行ったよね?」

諸星「行った。ライブ観ながらビールを飲むのとか最高です。それを一緒に楽しむ友だちがいたら完璧です」

高校の卒業式の後に仕事でメンバーと会った時、めっちゃ泣いてた僕をみんなが慰めてくれた(長妻)

――では、次の質問です。「3月」と聞いて思い出すこと、思い出エピソードを教えてください。

⻑妻「やっぱり卒業式ですね。高校の卒業式の後に仕事でメンバーと会ったんです。めっちゃ泣いてた僕をみんなが慰めてくれました」

安井「その時のこと覚えてる! 卒業証書の入ってる筒持って来てたなあ。そんなに泣く?っていうくらい泣いてた。それくらい学校が楽しかったんだなって羨ましくなりました」

真⽥「芸能の仕事をしながら学生生活も全力だったってことだよね」

⻑妻「うん。バスケ部にも入ってたし」

萩⾕「僕の3月の思い出は、初舞台ですね。『仮面ライダー斬月-鎧武外伝-』に出演したのが3月です。変身したのも、今思い出してもすごいことですね」

安井「今、スマホで調べながら思い出そうとしてるんですけど、3月の思い出ってめちゃくちゃ難しいですね(笑)」

真⽥「3月の思い出って、この年齢になるとなかなかないかもね」

空を飛んでみたいっていうのはすごくよくわかる。でも、泳ぐのも面白そう。イルカとか(萩谷)

――では、別の質問にしましょう。3分だけ変身できるとしたら何になりますか? そして何をしますか?

諸星「鳥になってみたいです。カモメがいいかな? たくさん翼を動かすのは疲れそうなので、海風に乗って飛んでるカモメがいいです」

⻑妻「カモメ? 3分? えっ? どういうこと?」

安井「もしかして、話を聞かずにまだ3月の思い出を調べてたの?」

⻑妻「うん。まだ考えてた(笑)」

――質問を変えてしまいました。長妻さんは、3分だけ変身できるとしたら何になりますか?

⻑妻「スーパーマンに変身したいです!」

阿部「じゃあ、僕はゴジラ。3分間だけ思いっきり街を壊したいです(笑)」

⻑妻「だめだよ! 捕まっちゃうじゃん(笑)」

安井「俺は……世界一の頭脳を持っている人になってみたいです。どんな風に世界が見えているのか気になる。3分間だけだったら、見え過ぎて考え込んだりせずに済みそうだから」

真⽥「世界一のイケメンゴリラのシャバーニくんになって、檻の外にいる子供を見つめて、惚れさせることができるのか試してみたい(笑)。かっこいい!って言われたら勝ちですね」

森⽥「僕、サム・スミスになってみたいです。あれだけ歌えたら気持ちいいだろうなあって思うので。玉置浩二さんとか、歌がものすごくうまい人になって、どんな感覚なのか体験してみたい」

萩⾕「モロが鳥に変身したいって言ってたけど、僕もそれかなあ。空を飛んでみたいっていうのはすごくよくわかる。でも、泳ぐのも面白そう。イルカとか」

森⽥「シャチもいいね」

⻑妻「俺、アシカがいい!」

萩⾕「クジラってめっちゃ深いところまで潜るんだよね」

森⽥「そうなんだ?」

萩⾕「うん。どんな感じなんだろう?」

真⽥「鳥になることを想像してみたけど、ずっと翼を動かし続けることを想像すると……しんど! 3分間、サッカーの三笘選手になるのもいいなあ」

安井「3分だけだったら、トイレに入っている時の三笘選手になる可能性だってあるんだよ? 何もできないまま終わるかもしれない」

阿部「たしかに(笑)」

⻑妻「もろっしーは、何に変身するの?」

諸星「俺は最初にカモメって答えたじゃん(笑)。今、シャバーニくんググってみたけど、たしかにかっこいい」

安井「目が最高だな」

真⽥「こんな目で見つめられたら惚れちゃうよ」

⻑妻「もろっしー、シャバーニくんになればいいじゃん?」

真⽥「さっき、俺が“シャバーニくんに変身したい”って言ったから。話聞けよ!(笑)」

⻑妻「みんな、3月の思い出はあるかな?」

安井「お前、まだ3月の思い出を探してるのか?(笑)」

 

■PROFILE■

7ORDER

安井謙太郎(Vocal,Guitar)、真田佑馬(Guitar,Vocal)、諸星翔希(Sax,Vocal)、森田美勇人(Bass,Vocal)、萩谷慧悟(Drums,Vocal)、阿部顕嵐(Vocal,Guitar)、⻑妻怜央(Keyboards,Vocal)の7人により2019年5月に始動。2021年1月13日、1stアルバム『ONE』、LIVE DVD/Blu-ray『UNORDER』でメジャーデビュー。個々でも俳優、声優、映画プロデューサー、ファッション デザイナーなど音楽以外でも積極的な表現・創作活動を行なっている。2023年春には3rdアルバムのリリースと全国ホール・アリーナツアーの開催が決定。

 

■INFORMATION■

3rd Album『DUAL』発売中!

<初回限定盤>CD+DVD ¥4,950

<通常盤>CD ¥3,300

<FC限定盤>CD+DVD+PHOTOBOOK+GOODS ¥11,000(BOX仕様GOODS:オリジナルトランプ)

※全形態共通:初回生産分のみ特典応募抽選シリアルナンバー1枚封入

 

[CD収録曲]初回限定盤/通常盤/FC限定盤 共通

1.Who I Am

2.Power

3.Edge

4.F(CBCテレビ『地名しりとり~旅人ながつの挑戦~』エンディングテーマ)

5.レスポール(阿部顕嵐主演映画『ツーアウトフルベース』主題歌)

6.爛漫(安井謙太郎出演映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』主題歌)

7.なんとかやってますわ(長妻怜央主演映画『犬、回転して、逃げる』主題歌)

8.Stunnin’

9.Heavy

10.Get Gold

11.Growing up(TV アニメ『農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。』オープニングテーマ)

12.Ups & Downs

 

[DVD収録内容]初回限定盤/FC限定盤のみ

<初回限定盤>

Who I Am -Music Video-

Who I Am -MV Making Video-

<FC限定盤>

Who I Am -Music Video-

DUAL -Making Video-

Stunnin’ -Live At The Garage-

F -Live At The Garage-

Stunnin’ -Live At The Garage-(Kentaro Yasui Ver.)

Stunnin’ -Live At The Garage-(Yuma Sanada Ver.)

Stunnin’ -Live At The Garage-(Shoki Morohoshi Ver.)

Stunnin’ -Live At The Garage-(Myuto Morita Ver.)

Stunnin’ -Live At The Garage-(Keigo Hagiya Ver.)

Stunnin’ -Live At The Garage-(Alan Abe Ver.)

Stunnin’ -Live At The Garage-(Leo Nagatsuma Ver.)

 

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」開催決定!

[ホールツアー]

4月9日(日)仙台サンプラザホール

4月14日(金)広島上野学園ホール

4月15日(土)神戶国際会館 こくさいホール

4月17日(月)・18日(火)福岡市⺠会館

[アリーナツアー]

4月22日(土)・23日(日)日本ガイシホール

5月6日(土)・7日(日)幕張メッセ 国際展示場 4〜6ホール

5月11日(木)・12日(金)大阪城ホール

 

 

Photos Ken Ogawa / Styling kawase136(Yolken) / Hair&Make-up Akari Isono / Words Dai Tanaka / Edit Kaori Watabe

 

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