神木隆之介×柴咲コウ×松村北斗×玉城ティナinterview『Actors transforming into any colors〜何色にでも染まれる生き方〜』
蜷川実花監督により実写化された『xxxHOLiC』。 見事にそのキャラクターに命を吹き込み、変容を遂げたメインキャストの4名。変わり続けることを求められる役者業の根底に流れるものとはーーそれぞれのターニングポイント通して浮かび上がる、演じることへの思いとプライベートでの自身のあり方に触れることができました。WEBではそのインタビューのほんの一部を抜粋してお届けします!
神木隆之介「短い言葉でもいかに色をつけるかを意識した」
――四月一日君尋を演じる上で心がけたことを教えてください。
「台本を読んだときにすごく暗いイメージだったんです。原作だとツッコミ役だったり、『ひまわりちゃーん!』ってくるくる回っていたり、暗い印象はあまりなかったので、そこが僕にとって台本と原作との大きな違いでした。口数も少ないし、全部ぼそぼそ暗く言うのもどうなんだろうと思ったので、短い言葉でもいかに色をつけるかっていうのは気をつけました」
柴咲コウ「侑子さんが随所に残している名言には学びも多い」
――原作『xxxHOLiC』の世界観についてはどう思われましたか?
「大多数の人には見えない、けれどもきっとあるであろう世界やものっていうのは、幼いころから信じているので、ドンピシャでした。人間の欲深さやダークな部分が描かれていて、教訓がちりばめられているし。特に侑子さんが随所に残している素晴らしい名言からは学びもたくさん」
松村北斗「百目鬼は珍しいタイプの人間。いろんなハードルがあった」
――監督から百目鬼静は「自分自身がお寺のような人間。あとはとにかくかっこよく」と言われたそうですね。
「かっこよさについては、原作や台本を読んでいたのでこんな感じかなとイメージできましたが、百目鬼って相当珍しいタイプの人間なので、役に入るにはいろんなハードルがありました。弓も練習したんですけど、それにいちばん時間がかかりました」
玉城ティナ「久々の制服やツインテールを開き直って楽しんじゃいました(笑)」
――撮影中、印象に残っているエピソードを教えてください。
「撮影は2年前になるんですけど、ちょうどコロナの1回目の緊急事態宣言が明けてすぐくらいだったんです。ちゃんと撮影できるのかなという不安もある中で、でも入ってみたらいつもの蜷川組の雰囲気で、明るく和気あいあいと撮影することができました。それって、蜷川さんもですけど、真ん中に立っていらっしゃる神木さんや柴咲さんの持っているパワーなんだなと思いましたね。私自身としては、久々の制服やツインテールはちょっと不安でしたけど(笑)、開き直って女の子らしさを楽しんじゃいました」
発売中の『GLITTER』vol.4(2022年5月6発売)では、本誌テーマの『Transformers! NEW OLD/NEW ME!! 〜変化変容で新しい自分へ〜』について、もっと深掘りした4名のインタビューが掲載されています。誌面でしか見られない、蜷川実花監督による耽美なポートレートは必見です!
■INFORMATION■
©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
CLAMPの人気コミック『xxxHOLiC』を蜷川実花監督が実写化。人には視えないものが視えてしまう孤独な高校生・四月一日君尋(神木隆之介)が、ある日“ミセ”の女主人・壱原侑子(柴咲コウ)と出会い、ミセを手伝う内に大きな事件に巻き込まれ運命が変わっていく――。
全国公開中!
Photos Mika Ninagawa
Styling Tetsuro Nagase@UM(神木隆之介)、Kei Shibata@tsujimanagement(柴咲コウ)、Masaaki Ida(松村北斗)、Ruri Matsui(玉城ティナ)
Hair&Make-up MIZUHO@VITAMINS(神木隆之介)、Kayumi Kawazoe@ilumini(柴咲コウ)、Kouichi Takahashi@Nestation(松村北斗)、TAKAKO IMAI(玉城ティナ)
Words Kaori Watabe(神木隆之介・松村北斗)、Maya Imagawa(柴咲コウ・玉城ティナ)
Edit Nao Hasegawa、Kaori Watabe
※着用商品クレジットは『GLITTER vol.4』本誌P08-19にあります。
※本誌スタッフクレジット内にPropstylist Ayumi Endo様のクレジット記載がありませんでした。お詫びをして訂正致します。