ゆりやんレトリィバァ「どう思われてもいいから、自分がなりたい自分になる! “I don’t give a sh*t!”」
Design Your Own Life&Beauty
生き方も美しさも自分でデザイン!の時代です
自分らしい幸せな人生を送るためには何が必要なのか————
それこそが、新時代のニュースタンダード。だから、自分のほしいものは自分の手でつかみとる。そして、そんな生き方はおのずと外見にも反映されるもの。ということで、自分らしい美を体現し、時代を牽引している人たちをクローズアップ!
※Interviewは『GLITTER』本誌2021年No.1号に掲載されたものです。
ゆりやんレトリィバァ
芸人。1990年奈良県生まれ。得意な英語やダンスを武器に、2019年にアメリカのオーディション番組『America’s Got Talent』にも出場し話題に。今年、『R-1グランプリ 2021』にて念願の初優勝。
Q.芸人としてやせることへの不安はありましたか?
A.どう思われてもいいから、自分がなりたい自分になる! “I don’t give a sh*t!”って感じです(笑)!
Q.減量前と今、いちばん変わったことは?
A.自分のために丁寧に生きるようになりました。
Q.今、目指しているところは?
A.ただ目の前の好きなことをやって、ポジティブに愛をもって生きたい。
「なんやコレ、何がしたいんや」って自分の姿に幻滅した
−3年半ほど前からトレーニングを始め、MAXで45kg減。驚異的な肉体改造を現在も続けているゆりやんレトリィバァさん。失敗続きだったダイエットが今回はリバウンドせず継続できているのは、「誰かのためではなく、自分のため」だから。
「昔からやせたいなとは思っていたのですが、目的がいつも番組のためとか好きな人のためとかで、それが終わったらもういいやってなっていたんです。トレーナーの岡部友さんに『今度は自分のためにやせましょう』って言ってもらったときも、あんまりピンと来てなくて。でも2年前の11月くらいに、『なんやコレ、何がしたいんや』って自分の姿に幻滅して、このままダラダラ生きるのではなく、好きな運動を突き詰めて自分が変わったら何か新しく道が開けるかもって、初めて自分のために体を変えたいと思ったんです。そこからちょうど3ヶ月の渡米と自粛期間で、自分のためだけに時間を使えるようになったのもあって、自炊とかお風呂につかるとかパジャマを着るとか、今まで面倒でやらなかったことをやるようになったら、自分を大事に思えてきて。自分のために丁寧に生きるようになりました」
−みるみる体がしぼれていく一方で、ときに心ないカウンターを見舞われることも。
「『痩せてどうすんねん、おもんない』とか、そういう言葉はめっちゃ聞きたくないし気にします。でもそんなゴチャゴチャ言うやつのこと投げ飛ばして焼いて食うたるために鍛えよって。人にどう思われてもいいから、自分がなりたい自分になる! “I don’t give a sh*t!”って感じです(笑)」
感謝して心配しなければ、人生は自分で切り開ける
−「心と体はつながっている」というけれど、事実、肉体を鍛えることでハートも強く揺るがなくなったそう。
「自分を否定して生きてきた部分が今でもまだ根強くあるけれど、トレーニングを継続することで根本から外していきたい。そして、いまだに外野や人目を気にしやすい性格ですけど、ただ目の前の好きなことをやって、ポジティブに愛をもって生きたい。自分のことを好きやって言ってくださる方を大事にしたいですし、やさしい気持ちをもって接する人になりたいんです。とくに今年のR-1グランプリで、どんなに自分がまわりの方に支えられて恵まれているかを改めて実感したんですけど、本当に自分ひとりの力では何もできません。周りの人に感謝して自分を信じて心配しなければ、人生は自分で切り開ける。『できひんかも』ってやる前にブレーキかけるより、とりあえずやってみたらいい」
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Photo Masahiro Noguchi@WIND/Edit&Words Maya Imagawa