ハワイが取り組むSDGsの現在~Aloha,SDGs!~Part.1
ハワイ州ではSDGsを基準とし独自のゴールを設定した「アロハプラスチャレンジ」に取り組んでいます。ローカルたちの日常に溶け込んだ6つのアロハなチャレンジは、私たちにもできることがいっぱい。旅前に意識し、滞在中にトライしたいアロハなSDGsに注目します。
観光客が皆無となったパンデミックでハワイ州全体が深刻な状況に陥った中、ワイキキビーチはかつての美しい透明度を取り戻し、小さな魚たちがたくさん泳ぐようになりました。コロナ禍で今一度見直されたSDGs。ハワイ州では「クリーンエネルギーへの転換」「地元産の食材提供」「天然資源の管理」「固形廃棄物の削減」「スマートで続可能なコミュニティ」「グリーンジョブおよび環境教育」という独自の6つのゴールを設定した「アロハプラスチャレンジ」に取り組んでいます。大自然を有する島々を持続させるために。観光客が戻ってきても美しい自然を保てるために。ハワイが取り組むSDGsの今に迫ります。
ハワイ滞在中にできるAlohaなSDGs
ハワイに着いたらローカルたちのように自然にSDGsを取り入れてみて。意外と簡単なことで、ハワイをより身近に感じ、エンジョイできるかも。日本でもトライしたいことばかり。
リーフセーフなサンスクリーン
2021年1月より、サンゴ礁への有害性が指摘される物質を含んだ日焼け止めの販売、使用が禁止されました。サンゴ礁に優しい成分でできた日焼け止めは、肌にも優しいはず。
車じゃなくて自転車で移動
ガソリンを使わないクリーンな乗り物がハワイにはピッタリ。レンタルサイクル「biki」で海風を感じながらサイクリング! 電動じゃないのでエクササイズにもなって一石二鳥(笑)。
リキッドはレフィルで
シャンプーやボディローション、食器洗い&衣類洗剤など。プラスティック廃棄物をゼロに近づけるために、リキッドは自分のボトルを持ってレフィルで購入するのがスマート。
エコフレンドリーなプラスティック
自然に戻るエコプラスティックがスタンダードになりつつあるハワイ。スタバのカップはもちろんエコプラ、しかもストローを使わなくても飲みやすいテザインに。
動物たちにも優しく
海の生物にも優しく、共存していこう。ハワイアンモンクシール(アザラシ)は時々ビーチでお昼寝しているけれど、触ったり近づくことは違法。遠くからそっと見守ってあげて。
地産地消を意識
地元で採れた食材を食ベれば、輪送コストや無駄なエネルギーも使われない。何より新鮮でおいしいから、ファーマーズマーケットで野菜やフルーツを買うのがおすすめ。
マイボトルを持ち歩く
水のペットボトルを買う人はほとんどいないんじゃないかというくらい、マイボトル保持率が高いハワイ。家で冷たい飲み物に氷を入れてカラカラと音をさせて持ち歩いている。
エコバッグを愛用
紙袋はもちろん、有料で提供されていたプラスティック袋も廃止されたので.ハワイではエコバッグを持ち歩くのが日常。おじさんだって自慢のおしゃれマイバッグを持っている。
プラスティックフリーなストロー
プラスティックストローが禁止され、いろいろな素材のストローが登場したけれど、みんなのお気に入りはバンブー(竹)製。紙製のようにフニャッとしないし、おしゃれなルックス。
Photos Mason Rose(P.84), Kazutoyo Tanabe. Akira Kurnagai /Coordination Kiyorni Furusawa / Edit&Words Yuki Abe
※本記事は『GLITTER vol.2』に掲載されています。