自信を持って誇り高く、自分らしい生き方をしていきたい【ゆっきゅん】
アイドルであり、プロデューサーであり、ライターであり、年末に創刊する雑誌『imaginary』の編集長も務め、まさにボーダレスな生き方をしているゆっきゅんさん。
ボーダレスに輝く人を特集した「GLITTER」vol.2では、可愛いフリルの衣装で登場。ジェンダーフリーなファッションも披露してくれた。
PROFILE
ゆっきゅん
1995年5月26日生まれ。岡山県出身。今から4年ほど前、「男性にしてミスiDファイナリスト!」と話題に。現在は「電影と少年CQ」というアイドルユニット、セルフプロデュースによる「DIVA Project」に加え、映画雑誌のコラム執筆など、活動は多岐に渡る。2021年末に創刊する雑誌『imaginary』の編集長も務める。
自分らしく生きることで誰にも迷惑かけてないよね?
衣装やメイクはとても可愛らしいですが、MVはとてもクールでカッコいい雰囲気も感じます。いつもどんなことを軸に表現しているんですか?
「美しいとか可愛いとか、カッコいいとか何を言われてもうれしいんですけど、自分が大事にしているのが“DIVA”らしさ。DIVAらしいって感覚的なものなので説明しがたいのですが、あえて言葉にするならば、『自分がしていることに納得していて、自信を持って誇り高くいること。人のジャッジを必要としない存在感があること』。自分でプロデュースしている『DIVA Project』ではそれを表現するべく楽曲づくりやMV制作をしています」
レディースファッションは昔から好き?
「小学生の時に映画『下妻物語』を見て、ピンクやフリル、リボンといったような可愛いものが大好きになりました。でも、高校卒業するまではそういった可愛い洋服を着るわけではなく、デッサンして楽しんでいるだけだったんです。とはいえそれに対してフラストレーションがあったわけでもなくって。高校生の時も制服だったし、特に着る機会もなかっただけ。でも大学生になって上京してから、地元の子より好きな服を着ている人がたくさんいるなぁと思って。今着ているような服を実際着てみたら、『自分、可愛い服似合うじゃ〜ん』って思って。でもその時、特に『ジェンダーレスに生きるぞ』って決めたわけじゃなくて、自分の心に素直に従っているだけ。メンズ服ってなんか色とか地味だし(笑)、ただ好きじゃないんです。別に男性もスカートを履くべきだ!なんて思ってなくて、『着たい服が着られない』という世の中には違和感を覚えます。もし何かを我慢している人がいるならば、『何をやっても大丈夫だから!』と伝えたい。どう生きるかって人に迷惑がかかる領域じゃないし、自分が自分として生きるって人権の範囲だと思うんです。ゆっきゅんの活動を通して、『自分らしく生きていいんだ!』と思う人が増えてほしいな、って思います」
Editor’s Note
By Sonomi Takeo
自身が歌う楽曲では、作詞もしているゆっきゅんさん。表舞台も裏方もすべて自分でこなしているので、とても忙しそう。
「好きなことをただやっていたら自然とこうなった」とインタビューでは話していたが、自分の枠を決めず、好きなことにチャレンジしていく姿はまさにボーダレスな生き方!
MVもとてもカッコいいので、ぜひのぞいてみてください。(中毒性あり)
https://www.youtube.com/channel/UCE0Gd5HAxQAuINuLwVjVt7g
Photos MISUMI Edit Sonomi Takeo