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2021.11.28

何を言われても、好きな服を着ていたい【ゆうたろう】

カリスマ古着屋店員として注目され、今では俳優として人気急上昇中のゆうたろうさん。『GLITTER』vol.2のボーダレス特集では、ジェンダーフリーなファッションやメイクについて、語ってもらいました。

取材当日、私服姿で現れたゆうたろうさん。今回のテーマが「ジェンダーフリー」ということもあって、フリルがデザインされたモードなファッションをセレクトしてきてくれました。

PROFILE

俳優・ゆうたろう

1998年6月3日生まれ、広島県出身。カリスマ古着屋店員時代、「謎の美少年」として注目を浴びる。現在は俳優として、数々のドラマや映画、CMに出演し活躍中。

 

メイクも服も、ただ「好き」を追求したいだけ

衣装、すごく素敵なデザインですね!

「昨年メゾン マルジェラで一目惚れして買った服です。フリルがすごく可愛くてモードな雰囲気なのに、スウェットとの異素材なのでカジュアルな要素もある。なかなかないデザインですよね。15歳の頃に古着にハマったんです。当時は今より10kgくらい痩せていて、それがすごくコンプレックスで。アメリカのビッグサイズの服を着た時、自分のスタイルが隠せる!と思ったのが古着を買い始めたきっかけ。同じ頃、姉に頼まれて地元のファッションショーに出ることになり、そこで初めてメイクをしてもらいました。いつもと違う自分がとても新鮮で、まわりにも『可愛い!』と褒めてもらえてすごくうれしかったのを覚えています。それまで自分の顔が好きじゃなかったんですが、初めて自分に対して興味を持てたんです。それから自分で少しずつコスメを買って、メイクを覚えました」

普段からレディースファッションを着ることが多いですか?

「ファッションもメイクもその時によって変えます。女の子になりたいという願望があるわけでもなくて、ボーイッシュな服も好きだし、気分やシーンによって選んでいます。ただボーダーを超えたファッションを楽しみたい、という気持ちがあるだけなんです。少し前までは、『女々しい』『男らしくない』という声もやっぱりあって。でも、好きを追求したかったのであまり気にしなかったですね。こういった取材を受けるようになったのも、以前とは時代が変わったのかなと感じます。基本は自分でメイクもスタイリングもするけれど、最近はプロの方にお任せするのが楽しい。そんな風に現場で新しい発見があるのが今の楽しみです!」

 

Editor’s Note

by Sonomi Takeo

女性も羨む大きな目と透明感のある肌が美しいゆうたろうさん。実際にインタビューしてみると、とてもしっかりとしていて、意見をハッキリ述べる姿はむしろ男らしい。

「男だから」「女だから」などという枠にとらわれず、自分の好きなものを貫く人は、男女関係なくカッコいい。表現は自由だ。

これから20代、30代と年齢を重ねるにつれて、どんなゆうたろうさんを魅せてくれるのかもとても楽しみ!

 

Photos MISUMI  Styling Yutaro  Edit & Words Sonomi Takeo

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